今日は目頭切開、涙袋形成の患者さんのご紹介です。

上段:術前です。
下段:術後一週間抜糸時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)

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目頭切開はminiZ法にて、涙袋形成はヒアルロン酸にて行っています。
順調な経過です。


今日は「これから靖国にお参りいってきます」という患者さんに触発されてしまったので少し個人的思いを書かさせていただきます。

昨年8月16日に北海道根室沖で日本の漁民がロシア国境警備艇に銃撃され日本人乗組員が1人死亡して約5ヶ月が経とうとしています。

日本政府は厳重に抗議し責任者の処罰、人的物質的損害賠償を求めたにも関わらず結局何も受け入れられませんでした。

この黙殺行為は国辱的行為でありこれに対し断固とした対処を取れない現在の日本の立場にならぬ堪忍するが堪忍しかないのかと痛恨の思いを抱くばかりです。

最近知ったのですが平成17年末で北方領土に本籍を置く人は108人だそうです。

1億人以上いる日本人の中で北方領土に本籍を置いている人がたった108人とは残念です。・・文民によるささやかな占領抵抗運動として私も以前北方領土に本籍を置いていました。 (今は20人程度しか本籍が置かれていない竹島の方に移籍していますが・・)

北方領土防衛戦における占守島(しゅむしゅとう)の激戦および400名の女子工員の無事内地帰還話など日本の義務教育で教えてほしいと思います。
スターリンが北海道の占領をあきらめ今の北海道に日本人が住めるのもこの占守島の守備隊が命をかけて守ってくれスターリンの予想以上の損害をソ連軍にもたらしたからに他なりません。

英霊に感謝の意をささげると共に他国に拉致されている日本人の一刻も早い奪還を願います。

2007-01-14

今日は切開二重形成の患者さんのご紹介です。

今日の患者さんは蒙古襞は今回はそのままにしておいて蒙古襞から立ち上がる末広型の二重のラインを御希望されました。
上段:術前です。
中断:術直後です。
下段:術後一週間抜糸時です。

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順調な経過です。

2007-01-13

今日は1月9日。遡る(さかのぼる)事140年前の1867年 に明治天皇が即位し第122代天皇となられた日です。

本日ご紹介の患者さんは小さい頃から目の開きが悪く、まぶたに脂肪が多いのが悩みだったとのことでした。他院にて埋没法を行うも、よりパッチリした目になりたいとのことで私の元へいらっしゃいました。

診察を行うと患者さんのおっしゃるとおり眼瞼の挙上が悪く瞼に脂肪が多くついていました。 患者さんの御希望により眼瞼下垂手術とたれ目形成を行い目を大きくすることとしました。

上段:術前です。
中断:術直後です。
下段:術後一週間抜糸再診時です。

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挙筋短縮の際に余分な眼窩脂肪およびROOFは切除しています。 たれ目形成は外側法を用いています。 

目がぱっちりとなり喜んでいただけました。
まだまだ腫れていますので幅はもうちょっと狭くなっていきます。
抜糸までの間 お疲れ様でした!

2007-01-09

今日は下瞼の脱脂を行った方からのリクエストにより取った脂肪をUPします。

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はやく腫れが引きますように!


今日はまずベルギーチョコレートの差し入れをいただきました。

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そして日光のお土産ということでおせんべいをいただきました。

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おいしかったです。 スタッフ達からの感謝の念も添えてここに深謝いたします。 どうか御気を遣わないで下さい。

2006-12-30 

今日は目尻切開をお受けになられた患者さんのご紹介です。

目尻切開は私が行う目尻切開には
1.プチ目尻切開
2.本格目尻切開  があります。  怪しげな名前ですが1と2の大きな違いは3点あります。
一つは前者は靭帯を処理しないのに対し、後者は外眼角靭帯を縫縮し目尻の延長と共に方向を好きな方向に向けることができます。
二つ目は前者が皮膚を切除しないのに対し、後者は皮膚を切除します。よって後者にはΣ(シグマ)型の傷が目尻につきます。
三つ目は前者は癒着等により目尻切開部分が術前の切れ込み具合まで戻ってしまう可能性があるのに対し、後者は皮膚と靭帯を処理するため確実に目尻が延長される点です。

今回の患者さんは目尻に傷を残したくないとのことでプチ目尻切開を御選択されました。

上段:術前です
下段:術後一週間抜糸時です (患者さんの快諾を得て供覧しています)

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写真では腫れによる影でかなり延長されているように見えますが実際はほどよくいい感じで延長されています。

今日はお茶の差し入れをいただきました。

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どうか気を遣わないでください。 ありがとうございました。

2006-12-29 

今日は下瞼の脂肪取りのご紹介です。

目の下の膨らみによって影が生じいつも疲れたように見えてしまうというお悩みがありましたので今回の手術をお受けなさるご決心をされたようです。
手術直後です。

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こんなかんじで3つの脂肪塊が下瞼の眼窩脂肪として存在していました。

くまが良くなりますように!

昨日の患者さんから差し入れを頂きました。

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広島県の宮島名物 もみじ饅頭でした。
宮島は日本三景の一つでそこの渓谷もみじ谷にて伊藤博文が茶店の少女の可愛い手をみて「もみじような可愛い手」と言った言葉をヒントに得て作られたそうです。 

美味しかったです。 ありがとうございました。


今日は1949年 オランダがインドネシアの主権を放棄しインドネシア連邦共和国の成立した日です。インドネシア自体は1945年8月17日にスカルノ、ハッタが独立宣言を声高に宣言しましたが日本の敗戦後再びオランダの占領下になりました。
インドネシアの独立を応援していた日本兵の中には敗戦後オランダ軍管理下におかれてもインドネシアの独立を陰ながらも援助しその地に残った約2000名の日本兵のうち約1000名がオランダからのインドネシア独立戦争で命を落としたといわれています。ジャカルタの英雄墓地には独立戦争で命を落とした日本兵が葬られ、今も日本に感謝の意を込めて、独立記念日の祝典では、インドネシア人が日本兵の服装をして国旗を掲揚するそうです。

以前に観た「ムルデカ」(インドネシア語で「独立」)という映画を思い出しました。

他国の独立のために命を賭けた日本兵・・ 美しかった日本人として多くの無名日本兵に敬意を表したいと思います。

2006-12-27

本日ご紹介の患者さんはミニZ法で目頭切開を行った患者さんです。

上段:術前です
下段:術後です (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)


もともとかわいらしいお顔立ちであり、全体の調和から判断するに手術は必要はないと思いましたのでそのようにアドバイスをさせていただきましたがどうしてもということなので変化は少ないですが傷が目立ちにくいZ法にて目頭切開を行いました。

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クリスマスプレゼントということで差し入れをいただきました。

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中をあけてみると・・・・  ワンちゃんと 紅茶とタオルハンカチーフでした。

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私のデスクの上にひとりぼっちのワン公がいましたのでお友達となりました。

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心温まる贈り物ありがとうございました。 どうか気をつかわないでください。

2006-12-20

ROOF切除(ルーフ切除)
今日ご紹介の患者さんは切開二重術をおうけになられた後にルーフ:ROOF(retro orbicularis oculi fat)切除をお受けになれられた症例です。

1列目:二重切開術前です。 (上眼瞼の黒い線はマーキングの線になります)
2列目:二重切開術術後約8ヶ月後再診時です。
3列目:ROOF切除後約2週間です。
4列目:ROOF切除後約1.5ヵ月後です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)

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初診時は厚ぼったい瞼だったので眼窩脂肪および瞼板前組織、隔膜前脂肪の切除および余剰皮膚切除を行いかつ目の見開きを良くする為に眼瞼挙筋の処理を行いました。
しかし上瞼の厚ぼったさがまだあるとのことでご相談をうけ、これはルーフ(ROOF:retro orbicularis oculi fat:位置的に眉毛の下、深さ的に眼輪筋の下にある脂肪の塊です)が影響していると判断しROOF切除を行いました。 術中所見としてはかなり厚めのルーフ:ROOFが存在していました。

目がかなりぱっちりした雰囲気になりました。 こんどはぱっちりしすぎてなんだか目立つ感じがしてちょっと恥ずかしいという新たな悩みがあるとのことで患者さんが完全に満足してくださる結果を出すのはなかなか難しいと痛感しています。

2006-12-19

今日は埋没法二重形成術のご紹介です。

上段:術前です
中断:術直後です
下段:術後約2週目再診時です (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)

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術前は左目の開きがおおきかったので左右差がなるべく目立たなくなるようにラインをきめました。


先日新聞を読んでいると浜松ホトニクスが乳がんの新しい検査技術を開発したという記事が目にとまりました。

X線による検査ではなくて被爆の心配がない近赤外光を乳房にあててしこりを見つける方法です。 新生血管という癌(がん)の周辺に特徴的にできる小さな血管みつけるのが基本的原理のようです。 残念なことに現在国内では年間約1万人が乳がんで命を落としています。
脂肪移植による乳房豊胸を行う美容外科医としては脂肪移植によるしこりや石灰化は従来のマンモグラフィーやエコー検査の際の癌による石灰化やしこりかどうか判断するのに紛らわしく誤診の原因となるため、患者さん自身の将来における問題点に対する覚悟と強い手術に対する希望がないと手術が行えませんでした。

豊胸術においては人工乳房は感染や拘縮の危険性があり、ヒアルロン酸は高額な費用がかかる点やいずれ吸収されてしまうという欠点がありどの方法も一長一短があるのが実情です。

もしこの新検査技術が特異的に乳がんか否かを簡便に判断できるものになれば自己組織である脂肪移植豊胸が安心して行えるようになりますので期待したいと思います。

2006-12-12 

埋没二重形成術は美容外科では非常にポピュラーな手術です。

たかが埋没されど埋没であり美容外科医を志す医師の入門中の入門の手術となりますが奥が非常に深いのも埋没二重形成術です。

この埋没二重系施術は原理的には簡単な原理にて二重を形成しているのですが、何事もそうですが最初に考案した人はすごいと思います。

歴史的にはいったい誰が考案したのかは残念ながら私にはわかりません。

すくなくとも戦後の十仁病院では行われたということですから今では鬼籍に入られている十仁病院の創始者である梅澤先生が開発されたのかもしれません。

昔は7−0ナイロンとか8−0ナイロンとか細い糸がなくなんと人間の髪の毛で埋没二重を形成していたそうです。  

日本の美容外科のジャイアントである勝間田先生から一般的な教科書等に記載されていないそのような美容外科の歴史や技術についてのお話を伺う度に先達なる先生方の創意工夫に驚かされます。

今回ご紹介の患者さんは埋没法にて二重形成を御希望され両眼に埋没法を施術いたしました。
上段:術前です
中断:術直後です
下段:術後2週間再診時です

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術式は埋没法原法にならって髪の毛で行っています。



・・・・・・というのは嘘です。   7−0ナイロン糸で行いました。

より綺麗になられた瞳がまぶしかったです。 これからも幸多くありますように!

2006-12-10 

今日は二重切開修正術のご紹介です。
 
患者さんは10ヶ月前に前医にて二重切開術をお受けになられましたが次の点で修正の希望があったようです。
1.二重の幅をもっと狭くして奥二重のようにしたい。
2.眠たそうに見える眼を改善してパッチリしたい。
 
手術を受けた前医にて修正を希望して相談されたそうですが「切開二重の幅は狭くできない」とのお返事だったとのことで私の元にこられました。
 
よく「切開二重にすると幅は狭めることはできないんですよね?」と聞かれることが多いですがもちろん困難な症例はありますが通常は不可能ではありません。
状態によっては前回の切開線の下に新たに切開線をいれなくてはならず傷が新たについてしまう場合はあり得ます。
 
今回のプランとしては
1.の希望にたいしてはライン修正術
2.の希望にたいしては眼瞼挙筋前転術   を行うことにより修正術を行うこととしました。
 
上段:術前です。
    診察をしてみると確かに二重なのですがなんとなく眠たそうな印象があります。
中段:術直後です。
下段:術後約1週間後抜糸時来院時です。 (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
ライン修正以外は眼瞼下垂の手術と内容的にはほぼ同じになります。 
患者さん曰く「もうずっとこの眼だったような気がして手術前がどんな眼だったか忘れちゃった。」とのことでした。 
 
今日はたくさんの方から差し入れをいただきました。
大島の旅行のおみやげだそうです。 ありがとうございます。

コーヒーでした。 ありがとうございます。

クッキーでした。 ありがとうございます。

気を遣われると恐縮します。 お気を遣わないで下さい。
深謝いたします。

2006-12-01

「降り積もる深雪に耐えて色変えぬ、雄々しき松ぞ人もかくあれ」

どうやらエキサイトの基準では骨片の写真はいけないようです。 

昨日、今日と第40回側彎症学会に参加しに京都にいってきました。

先日の学会でもすごいと思いましたがやはり茅ヶ崎徳州会病院の江原先生の胸腔鏡視下脊柱変形前方矯正固定術は衝撃的でした。 

東京都済生会中央病院の鈴木先生といえばやはり側彎症における有名な先生ですがその先生がinstrumentation(背骨を矯正する金属の器具)の米国の会社がイギリス人Drの意見はとりいれるのに日本人Drの意見をまともに聞き入れないとお怒りだったのが印象的でした。 そこで日本人による日本人のための脊椎固定システムとして昭和医科工業株式会社からMYKRESというシステムを開発したという話を聞きMYKRES開発の裏話を始めて知りました。

脊椎固定道具はまっとうな医療用具!?なので日本で研究開発できますが美容外科領域におけるインプラントは日本では全く開発できません。 鼻のシリコンプロテーゼも顎のシリコンプロテーゼも豊胸のバックも全て外国製です。 豊胸のシリコンジェルバックなどは日本でかなり使われていますが米国のFDA認可を受けたのはなんとつい先日の11月17日です。
日本では美容外科領域のインプラントは使用する医師の責任下において個人輸入を行い使用しているのが現実です。 日本での許認可がおりないため美容外科領域における製造業も全く発展していません。 現実は日本国内で美容外科用インプラントが大量に消費されているのにも関わらず厚生省が積極的に関わらないのは何か問題がおきたときに個人輸入している医師の責任が問われるのみだからでしょう。 厚生労働省が許認可を行えば何か問題が起きた時に厚生労働省まで責任の矛先が向くからという消極的な対応だと思われます。 現実問題としてはこれだけ国内で使用されている以上は自国民の健康の保護およびそれに付随する産業の育成のためにも厚生労働省は医療用具としての許認可を行うべきではないでしょうか? 

閑話休題
 「父親たちの星条旗」という映画を観ました。 
小学生の時に硫黄島における死闘体験記を読み火炎放射器で黒こげにされた同胞日本兵達の無残な数々の遺体の写真に脳天を割られるような衝撃をうけた自分にとって現在は日本の主権の回復した領土にも関わらずかつて占領の印として星条旗が立てられた硫黄島のあの場所に現在でも記念碑が残っているのは屈辱的なことに感じます。擂鉢山から見渡す限りの海を映画のシーンのあのように敵艦隊に埋め尽くされた当時の日本守備隊の気持ちを思うといたたまれなくなりました。
イーストウッド監督の描き方が米国映画にありがちな米国=善とした勧善懲悪的なものでないのが救いです。

以前、米国のN.Y.に行ったときにエンパイアステートビル(Empire State Building)(1931年築:102階立て381m:1950年代に電波塔が追加され現在443m)に登りました。 一望にN.Y.を見渡して戦前にこんな途方もなく高いビルを建てることのできた技術力を資本力をもった米国と戦争をせざるを得ないまで追い込まれたかつての母国のことを思っていたたまれなくなったことを思い出しました。

今日は眼瞼下垂手術の患者さんのご紹介です。
上段:術前です
下段:術後半年再診時です (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)

眼瞼下垂手術は眼瞼挙筋を前転することにより行っています。
二重切開術より腫れが落ち着くまでやや長くかかります。
眠たそうだった目が術後は活力ある目になり喜んでいただけるため私の好きな手術の一つです。

2006-11-25

今日ご紹介の患者さんは切開二重術をおうけになられた後にルーフ:ROOF(retro orbicularis oculi fat)切除をお受けになれられた症例です。

上段:二重切開術前です。 (上眼瞼の黒い線はマーキングの線になります)
中段:二重切開術術後約8ヶ月後再診時です。
下段:ROOF切除後約2週間です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)

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初診時は厚ぼったい瞼だったので眼窩脂肪および瞼板前組織、隔膜前脂肪の切除および余剰皮膚切除を行いかつ目の見開きを良くする為に眼瞼挙筋の処理を行いました。
しかし上瞼の厚ぼったさがまだあるとのことでご相談をうけ、これはルーフ(ROOF:retro orbicularis oculi fat:位置的に眉毛の下、深さ的に眼輪筋の下にある脂肪の塊です)が影響していると判断しROOF切除を行いました。 術中所見としてはかなり厚めのルーフ:ROOFが存在していました。

今後腫れが落ち着くにつれ腫れぼったさが改善したのがよりはっきりとわかると思います。

閑話休題

先日奈良にいったせいか新聞の奈良関係の記事が目につきます。

奈良県の職員の休暇不正問題、搬送病院先たらいまわしの結果妊婦死亡事件、そして最近の酔って頭部外傷を受傷した男性を救急隊が搬送を拒否し翌日意識不明となり脳内出血が判明した事件等・・  

おっとりとした奈良は好きですがこのような事件はおこってほしくないものです。

そういえば以前、形成外科の先輩の当直話としてその先輩が当直中に酔って顔面外傷を受傷した患者さんが夜中にきてフェイスリフトばりにチマチマ縫合して帰したら翌日朝亡くなっているのが発見されたという話を聞いたことがありました。 死因はやはり脳内出血だったそうです。 

酔った人の頭部外傷はどんなに一見軽度でも必ず頭部CTを! は救急医の鉄則ですが案外と他科の医師は自分の専門領域に意識がついいってしまうため見落としがちです。  

奈良県の消防隊は「泥酔状態で、鼻血と左顔面に擦り傷があったが、痛みを訴えていなかったことや会話もできたことから、救急搬送の必要性は低いと判断した。判断は適切だっと思う」とコメントされているようですが救急医がこれを聞いたら激怒すると思います。

しかし現場の苦労としてはこの酔った人というのはホトホト困ります。
ひどい人になると顔面から血がどんどんでているのに処置しようとしても「痛ぇ なにすんだ てめぇ」と殴られそうになることもしばしばです。かといって「じゃぁ ご勝手に」と管理責任がある立場としては放置できません。 時々当直の際にこのような大トラさんに出会います。
患者さんから暴力を振るわれる危険、 誤診の可能性が生じる危険 など非常に高リスクなのが救急現場です。 それなのに他科の医者からは知識や技術が浅く広くのせいか馬鹿にされ(馬鹿にする医師の方が愚か者だと私個人は思っていますが)納得のいかない先生方も多いと思います。 しかしここではっきり言います。 「救急医は素晴らしい。」 頑張ってください。

これから年末にかけてお酒を飲む機会が増えると思います。 ほどほどにするようお気をつけください。

2006-11-21

今日はたれ目形成、目頭切開をお受けになられた患者さんの症例の紹介です。
 
目頭部分は微妙な変化を求めていらっしゃったのでミニZ形成術を、たれ目形成はやや下瞼が外反気味に開くことを御希望されていたためたれ目形成外側法を用いています。
 
上段:術前
下段:術後  (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
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気に入った形になれたと喜んでいただけました。 
 
最近患者さんとお話して思うのが多くの方がインターネットの普及とともにたくさんの情報を得ると同時にその情報にふりまわされている傾向がある印象を受けます。
また私が行う手術の費用が相場より廉価のためか色々と心配?してくださる患者さんもいらっしゃいます。
 
私としてのお返事としては孔子の言葉からの拝借になりますが
「 浸潤の譖り、膚受の愬え、行なわれざるを、明と謂うべきのみ 」 となります。
(しんじゅんのそしり、ふじゅのうったえ、おこなわれざるを、めいというべきのみ)
意味:じわじわと浸み込むような譖言(ざんげん)や、膚を掻きむしるような泣訴(きゅうそ)に惑わされず、事実に基づいて冷静に判断するのが聡明と云うものである。
 
では美容外科において事実とは何か? 「結果」になります。 美容外科は他科と違い一般の方にも結果がわかりやすい科であるのが特徴です。 執刀医の学歴、経歴、所属団体、国籍、人種、etcなどは関係ありません。
「結果」がきちんとでれば例え美容外科でも口コミで患者さんが来て下さいます。
 
御心配なさらないでください。 御心配してくださってありがとうございます。
2006-11-16

脂肪UPお約束が2件もありました。

本日の患者さんは自らUPを御希望されたのでお約束の写真をUPします。
目の下の脂肪は3つぐらいの袋にわかれていて各々から取り出します。

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本日の脂肪吸引です。 しっかり引きましたのできっときれいに細くなるでしょう。

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本日差し入れをいただきました。

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いつもお気を遣って頂いてありがとうございます。
手術前にわたされると変な緊張が走ります(笑

いつもベストを尽くしますのでお気を遣わないでください。

おいしかったです。 ありがとうございました。

2006-11-06

最近目の下の脂肪取りの御依頼が多いです。

本日御来院の患者さんは数年前に他院にて目の下の脂肪取りをしたけれどもやはり膨らみが気になるとの事でこられました。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)

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目の中の結膜(赤目の部分)を切開すると3つほどの袋にわかれた脂肪のがありますのでそれぞれを切除、除去します。

内出血等の合併症が生じますので予防的にテープを目の下に数日間貼っていただいていますが稀に結膜下出血といって白目が真っ赤になることがあります。
その場合は落ち着くまで10日〜2週間かかります。

今日は最終手術がお馴染みの患者さんでした。
先日ラーメン食べに行った時と同じ患者さんです。その患者さんの手術をするとなぜかラーメンを食べたくなるので今日はこれからスタッフみんなで光麺を食べに行こうと思います。

2006-11-03

今日は目頭切開をご紹介します。

写真は患者様の快諾を得て供覧しています。

上段:術前
下段:術後 

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目頭切開の方法としては様々な方法があります。 術式は患者さんの現在の目の形態とどのような目頭になりたいかによって選択が異なります。

今回の症例の患者さんは小さなZ形成術を目頭部分に行っています。
ちょっとだけの変化を得たいときには小さなZ形成術は傷も目立たず良い適応です。


本日ある病院で麻酔医として仕事中に面白い事がありました。

腹腔鏡下胆嚢摘出術の麻酔をかけたのですが麻酔をかけ終わってもなかなか外科医が現れませんでした。 本来予定していた時刻にあるべきな手術の刺激がなかったので血圧が下がってきて私はそれを気にして昇圧剤の準備をしていました。現れた外科の先生は女医さんで私に「もうちょっと下がりますか?」と聞きます。
外科医は術野の出血を嫌うので麻酔医になるべく血がでないように低血圧麻酔を依頼することがままあります。 私は「いや、いま下がりすぎなので上げてます」と返事をしました。
するとちょっと困った顔をして「でももう少しさげて頂きたいんですけど・・・」と言います。
これ以上血圧を下げると正直危険と判断した私は内心(この女医さん無茶いうなぁ・・ 困るんだよなぁ術野の事しか考えないこういう外科医・・・)と思って彼女の顔をマジマジとみるとふと小さなその体がベットの高さに合っていない事に気がつきました。

そう  彼女は私にベットを下げて欲しいと頼んでいたのです。 目的語がなかったためお互いとんちんかんな会話をしていたわけです。

先日 邦画は日本人の阿吽の会話が好きと書きつつ自分は阿吽の会話ができていませんでした。 反省しきりです。

2006-10-30

以前たれ目形成をされた患者さんとしてご紹介した患者さんが術後三週間後検診にいらしたのでご紹介します。

上段:術前
中断:術後一週間
下段:術後三週間

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大変満足されているそうですができればカラーコンタクトをつけて(第三週目の写真はカラーコンタクトを装着しています)いる状態で黒目の下の白眼部分がでるぐらいに下眼瞼を下げたいとのご要望がでました。

女性の美しくなりたい欲求は底果てないのかも知れません。

これにどこまで応えることができるかが美容外科医の力量といえるでしょうが医学的に患者さんに不利益が及ぶようであれば止めるのも医師の務めです。判断にしばしば悩む所です。
今回は熟慮していただいてそれでもやはり御希望であれば御希望にお応えしたいと思います。

2006-10-27

目の下の脂肪取りの御依頼が最近多いです。

目の下の脂肪は3個ぐらいの脂肪の袋があり各々から脂肪を適量ずつ取り出すという作業を目の中の結膜という赤目の部分を切って行います。
片目分の脂肪です。

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こうやってみるとなんだか琥珀色の宝石みたいです。

先日いただいた最中を食べました。

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おいしかったです。

先日スタッフといったラーメン屋さんは光麺というラーメン屋さんでした。スタッフのお勧めで初めて私はいきました。
ラーメンもおいしかったですがその時ついでに頼んだ炭火焼塩梅豚トロ丼?が非常に美味でした。 お勧めです。

2006-10-25 

今日はタレ目形成内側法術直後の紹介です。
なぜか最近タレ目形成が多いです・・・・ そんな季節なのでしょうか・・・?

上段: 術前です。
下段: 術直後です。(写真は患者様の快諾を得て供覧しています)

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内側法は体表に傷ができないですが目の中の処置のため術後やや目が充血することがありますがこれは約1週間で改善します。 
マイルドに下眼瞼の開きを大きくしたい方にお勧めの方法です。


今日はベルギーワッフルの差し入れを頂きました。 いつも気を遣ってくださってありがとうございます。 とってもおいしかったです。 

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クリニックの待合にスタッフがいれて置いているローズハーブティーは最近私のお気に入りですがワッフルとマッチして美味しかったです。 

2006-10-12

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