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「降り積もる深雪に耐えて色変えぬ、雄々しき松ぞ人もかくあれ」

どうやらエキサイトの基準では骨片の写真はいけないようです。 

昨日、今日と第40回側彎症学会に参加しに京都にいってきました。

先日の学会でもすごいと思いましたがやはり茅ヶ崎徳州会病院の江原先生の胸腔鏡視下脊柱変形前方矯正固定術は衝撃的でした。 

東京都済生会中央病院の鈴木先生といえばやはり側彎症における有名な先生ですがその先生がinstrumentation(背骨を矯正する金属の器具)の米国の会社がイギリス人Drの意見はとりいれるのに日本人Drの意見をまともに聞き入れないとお怒りだったのが印象的でした。 そこで日本人による日本人のための脊椎固定システムとして昭和医科工業株式会社からMYKRESというシステムを開発したという話を聞きMYKRES開発の裏話を始めて知りました。

脊椎固定道具はまっとうな医療用具!?なので日本で研究開発できますが美容外科領域におけるインプラントは日本では全く開発できません。 鼻のシリコンプロテーゼも顎のシリコンプロテーゼも豊胸のバックも全て外国製です。 豊胸のシリコンジェルバックなどは日本でかなり使われていますが米国のFDA認可を受けたのはなんとつい先日の11月17日です。
日本では美容外科領域のインプラントは使用する医師の責任下において個人輸入を行い使用しているのが現実です。 日本での許認可がおりないため美容外科領域における製造業も全く発展していません。 現実は日本国内で美容外科用インプラントが大量に消費されているのにも関わらず厚生省が積極的に関わらないのは何か問題がおきたときに個人輸入している医師の責任が問われるのみだからでしょう。 厚生労働省が許認可を行えば何か問題が起きた時に厚生労働省まで責任の矛先が向くからという消極的な対応だと思われます。 現実問題としてはこれだけ国内で使用されている以上は自国民の健康の保護およびそれに付随する産業の育成のためにも厚生労働省は医療用具としての許認可を行うべきではないでしょうか? 

閑話休題
 「父親たちの星条旗」という映画を観ました。 
小学生の時に硫黄島における死闘体験記を読み火炎放射器で黒こげにされた同胞日本兵達の無残な数々の遺体の写真に脳天を割られるような衝撃をうけた自分にとって現在は日本の主権の回復した領土にも関わらずかつて占領の印として星条旗が立てられた硫黄島のあの場所に現在でも記念碑が残っているのは屈辱的なことに感じます。擂鉢山から見渡す限りの海を映画のシーンのあのように敵艦隊に埋め尽くされた当時の日本守備隊の気持ちを思うといたたまれなくなりました。
イーストウッド監督の描き方が米国映画にありがちな米国=善とした勧善懲悪的なものでないのが救いです。

以前、米国のN.Y.に行ったときにエンパイアステートビル(Empire State Building)(1931年築:102階立て381m:1950年代に電波塔が追加され現在443m)に登りました。 一望にN.Y.を見渡して戦前にこんな途方もなく高いビルを建てることのできた技術力を資本力をもった米国と戦争をせざるを得ないまで追い込まれたかつての母国のことを思っていたたまれなくなったことを思い出しました。

今日は眼瞼下垂手術の患者さんのご紹介です。
上段:術前です
下段:術後半年再診時です (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)

眼瞼下垂手術は眼瞼挙筋を前転することにより行っています。
二重切開術より腫れが落ち着くまでやや長くかかります。
眠たそうだった目が術後は活力ある目になり喜んでいただけるため私の好きな手術の一つです。

2006-11-25

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