今日は大東亜戦争開戦前の1941年に対ソ戦準備・フランス領インドシナ進駐を御前会議で決定した日になります。
この南部仏印進駐が日本の予想以上に米国を刺激し大東亜戦争を不可避にしてしまったものと考えられます。
よってその後の日本の運命を決める大決定をした日といえます。
また今日は1945年に呉市街地に米軍が無辜の一般市民にも焼夷弾をまき散らした日にもなります。
呉市街地空襲の戦闘命令・第93号が、1945年7月1日第21爆撃機軍団司令官鬼畜ルメイ少将から第58航空団に対して発令されB29が、曇り空の呉上空に達し第一弾を投下したのは7月2日の午前0時2分でした。燃え上がった炎を目印にしてB29は次々と呉市街地上空に侵入し、すりばち状の呉市街地の周辺から中心部へと焼夷弾を投下し呉市街地夜間無差別大空襲を行いました。
呉を襲ったB29は合計152機、全部で16万454発(1081・7トン)もの焼夷弾が投下された空襲は、午前2時5分まで続けられこの無差別大空襲による犠牲者は2000人以上といわれています。
本日ご紹介の患者さんは乳頭の縮小をご希望され乳頭縮小術(ITO法)をお受けになられた患者さんです。
私が主に行う乳頭縮小術の手術法を列挙すると
1.楔<セツ(ケツ):くさび>状切除法:上部を楔<セツ(ケツ):くさび>状に切り取り縫合する手術になります。長所は壊死等のリスクはほぼない点ですが短所は乳管が閉じてしまうことです。(授乳時にまた来院していただければ通管させることは可能です)
2.Lewis法: 基部をドーナツ状に切り取り上部をケーキカット状に部分切除しサイズダウンをする方法です。 長所は乳管が温存される事です。 短所は基部が細くなる分壊死のリスクが起こりえる点です。
3.ITO法: オリジナルの方法です。 長所は自由に形態調整ができかつ乳管が温存され陥没乳頭も同時に治療できる点 短所は上記2法と比較しガーゼ交換に頻回に来院していただかないといけない点です
上段:術前です。
下段:術後約1か月再診時です。