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今日は1942年 に東京・名古屋・四日市・神戸・にB-25十六機が日本本土に初来襲したいわゆるドーリットル空襲の日になります。
 
国際法上禁止されている非戦闘員に対する攻撃もこの初回空襲よりあり、掃除を終え、帰ろうとした小学生1名が機銃掃射を受け、死亡しました。
 
このドーリットル空襲は山本五十六にとって衝撃的でありミッドウェー海戦への作戦を立てるに至ったといわれています。
今日は韓国の美容外科に昨日から研修にきており豊尻形成術をHwang、Gwi Whan 先生(Plastic Surgeon of MIZ Plastic Surgery) に、NICRをBaik、In Goo 先生(Plastic Surgeon of JIUM CLINIC)に研修させていただきました。
 
ふくらはぎのNICRの韓国における研修は
Dr.Cho に二度 DR WON Kyeong-sik に一度うけているので今回Dr Baik、In Gooで四度目となり日本人で韓国人医師にNICRに関して最多の研修をうけたうちの一人となったかもしれません。
 
本日ご紹介の患者さんはふくらはぎを細くする目的にてNICR (Non Incisional Calf Reduction) ふくらはぎスリム形成術をお受けになられた患者さんです。
 
 
上段:術前です
下段:術後約2か月再診時です(患者さんのご希望にて供覧しています)
2か月検診時には最大周囲径が左右平均で約1cm細くなっていました。
その後半年近く再診にいらしておりません。
 
便りがないのは良い便りだと信じたいですが定期的な健診は重要です。
またの御再診をお待ちしております。
 
 
 
Dr.Cho 、DR WON Kyeong-sik 、Dr Baik、In Gooそして私の臨床経験、知識より考えられるNICRのリスクは以下になります。
 
NICRの考えられる主たるリスク
1.術後血腫
術後血腫を生じそれが吸収されるまで歩行困難を生じる可能性があります。
 術後1週間は日常生活に必要な歩行以外はなるべく安静にしてください。 術後翌日から立ち仕事でハードな勤務をされた方の下腿に血腫が形成されその結果足が腫れ、連日勤務を痛み止めを飲みながら続けた結果、術後日に日に症状が悪化し一時的に歩行障害を生じたケースがあります(その後治療により全快しました)。 
 
2.動静脈瘻が生じる可能性
約2000〜3000件のNICR臨床経験があるとおしゃっている韓国のCho医師によると一例手術部位の動静脈瘻が生じたケースがあるとのことでした。 そのケースは塞栓術を行い後遺症なく治癒したとのことです。
 
3.施術を受けた10%の人は再手術を要する可能性。
約2000〜3000件のNICR臨床経験があるとおしゃっている韓国のCho医師によると約10%のケースに戻りが生じ、再手術が必要になるとのことです。 私も同じ感触を得ています。
高い施術費をいただき効果がなければ申し訳ないので当院の場合現在麻酔代程度で再手術を行っています。
NICRの施術をお考えの方は再手術になる可能性があり得ることをよく考慮しお受けになられる予定の施設のアフターケアについて手術前に確認しておくことが重要だと思います。
 
4.腓骨神経麻痺が生じる可能性
もし腓骨神経麻痺が生じた場合は下腿外側から足背部(足の甲)にかけてのしびれや感覚異常があり、足首や足指を上げることができない、いわゆる「垂れ足」になります。通常は数か月で治癒しますが絶対ではありません。
 
5.複合性局所疼痛症候群 Complex regional pain syndrome: CRPS を起こす可能性
 
複合性局所疼痛症候群 とは外傷(骨折・打撲・捻挫など)をきっかけとして、慢性的な痛み(慢性疼痛)が起きたり、慢性疼痛に加えて、局所の浮腫、皮膚温度の異常、発汗異常などの症状を伴うことのある病態です。
 
例えば腕より採血検査をされた後、通常は治癒する痛みが慢性化し前腕の皮膚の萎縮が起きることがあります。筋肉だけでなくて骨の萎縮(骨粗鬆症)が進行する事があります。痛みがあるので動かさないでいると関節の可動性の低下による運動障害が起きてきて最終的には関節の拘縮まで起きて、その手が使えなくなることまでおこる場合があります。
 
血液検査だろうと脂肪吸引だとうとなんだろうと体にメスをいれる以上は複合性局所疼痛症候群を生じる可能性はあります。 しかし通常は非常に稀なので不必要に患者さんに畏怖心を生じさせないためにそのような説明をせずに我々一般の医師は採血等の処置や手術を行っています。
 
NICRだからといってその可能性が高まる証拠は現時点ではないし、NICRで複合性局所疼痛症候群を生じたという報告も未だ見聞したことはありません。 しかし本邦において新しい施術法を行うにあたっては可能な限り考えうるリスクを明示化するべきであるという考えにより記載しています。
 
先日お心遣いをいただきました。


ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。

2010-04-18

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