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お知らせ
 
4月10日に当院にお電話をくださり頭の形成に関するカウンセリングのキャンセル待ちをなされたA.A様へ
 
誠に申し訳ありません。 当院職員のミスによりA.A様の御連絡先お電話番号の記録がなされていませんでした。 引き続きキャンセル待ちご希望の場合は再度お電話をいただければ幸いです。
 

本日ご紹介の患者さんは希望としては「可能な限り胸を小さくしたい。キズはいとわない。授乳機能も残さなくてよい。」 とのことでしたが、いくら成人されているとはいえ未婚で若い女性の胸に傷を残すのは避けたく、また授乳機能を廃絶するのは性同一性障害の方以外には行いたくないので手術をしなくてもよいのではないかと説得させていただきましたが、キズがどんなに残ろうとも授乳機能を失おうとも手術で乳房を縮小したいとの意思が強固でいらっしゃったので授乳機能を可能な限り残し、その上で可能な限り乳房を縮小するとのことで乳房縮小術をお引き受けすることとなりました。

名古見先生と二人で行いました。
上段:術前です。
下段:術後約1年再診時です。
サイズは腫れが落ち着いたら希望に近くなったとのことでした。 順調な経過です。
 
先日ヒポクラテスの誓いを紹介しましたが日本では1850年代に緒方洪庵(おがたこうあん)が日本人医家向けに
扶氏医戒之略(ふしいかいのりゃく)を記載しています。 
 
扶氏医戒之略(ふしいかいのりゃく) (現代語訳)
 
一、人ために生活して自分のために生活を送らないことを医業の本質とする。楽なことを考えず、名声や利益を顧みず、自己を捨てて人を救うことを願うべきである。人の命を助け、人の病を治し、人の病の苦しみを和らげることのほかにあるものではない。
 
二、病んでいる人に対して唯その病人を見るべきである。 身分や経済力を顧みるべきではない。 一握りの黄金と貧しい人の両目の感激の涙と比肩できるものではく深く考えるべきである。
 
三、医術を施術するにあたっては病人をその対象とするべきであり、決して医療行為をすること自体を目的としてはならない。しがらみにしばられず、漫然とせず謹んで細心にわたり診なさい。
 
四、学術を詳しく研究することの他に誠実な言動や行動で患者に信頼されることを追求しなさい。しかし、その時代の流行を利用して奇妙な言い伝えを唱えて名声を求めるのはとても恥じるべきことです。
 
五、病人に足を運ぶときは適当な診察で何度も出向くのではなく、むしろ一度の診察に細心の注意を向ける必要がある。 しかし自身が尊大な態度で診察を怠ることはあってはいけない。
 
六、不治の病を患った人に対しても、その苦しみを和らげ、延命に努めるのは医師としての仕事である。これを放棄することは人の道に反する。たとえ救えないような病状でも、極力癒すことは仁術である。常に延命を考えるべきである。決してその死を告知しない。 そしてそれが患者にわかるような言葉遣い、態度をとるべきではない。
 
七、病者の経済的負担が少なくなるように思慮すべきである。命を救っても命をつなぐための経済力を奪ってしまっては何の益にもならない。 貧しい人々においては必ずその状態を思いやってならねばならない。
 
八、世間に対しては人々の好意を得ようとすることが必要である。学術が優れていようとも、態度や行いが厳格であろうとも人々の信頼を得ることができなければ医療を施すことができない。また世間の風潮に精通しなさい。特に医師には人の身体、命をゆだねられ、裸をさらされ、全ての秘密をあかされもっとも恥ずかしい懺悔も告げられる人格に値しなければならない。常に誠実温厚を旨として多くを語らず、何も言わなくもないようにすべきである。 ばくち打ち、酒飲み、好色、貪欲であることは論外である。
 
九、同業の人に対してはこれを敬い、これを賞賛すべきである。たとえそれに値しなくても努めて耐えなければならない。決して他の医師の施術に対して批判をしてはならない。人の短所をいうは徳のある人のすべきことではない。過ちを挙げることはつまらない人のやることだ。人はただ一つの過ちを指摘されるだけで一生分の徳を失う。その損失は甚大である。 おのおのの医師の流儀がありまた治療法がある。みだりにこれを批判すべきではない。老医は尊重しなさい。若い医者は愛しみ誉めなさい。患者がもし前医の治療の当否を聞くのであれば努めて前医を肯定するべきである。その治療法の当否の判断は現在の状態がわからないときはするべきではない。
 
十、毎晩、昼に診た病状を再考し、それを詳細に書きとめることを日課とすべきである。それらを積み上げて一冊の書とすれば自分にも患者にも大きな利益となる。
 
十一、治療のカンファレンスは人間が少ないことが重要である。多くても三人を超えてはならない。特に相談する相手を選ぶべきである。ひたすら患者の安全を最優先し他のことは省みず決して言い争ってはならない。
 
十二、患者が以前かかっていた医師を離れて、別の医師にかかりたいと依頼してもみだりに従ってはならない。まずかつてかかっていた医師に伝えてその医師の話を聞かなければ治療するべきではない。しかし前の医師が誤った治療をしていることを見過ごすことは医師のすることではない。特に危険な病気の時に治療を遅らしてはならない。
 
 
 
 
先日お心遣いをいただきました。


ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。

2010-04-10

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