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12月25日今日は欧米諸国ではキリスト誕生日(とされている)として祝う日ですが日本人としては志賀潔が赤痢の病原体を発見した日、大正天皇が崩御した日や1941年に香港のイギリス軍が日本軍に降伏した日として印象深いかもしれません。
 
December 25th is widely known as Christmas Day in the western societies.However, in Japan, the same day is also known for 3 historic events. In 1897, Dr. Kiyoshi Shiga discovered and defined "shigella", a bacteriaknown to cause dysentery. 29 years later in 1926, the Taisho Emperor (Emperor Yoshihito) passed away. Another 15 years later in 1941 during the Greater East Asian War, theBritish troops in Hong Kong (then British territory) surrendered to the Empire of Japan, putting an end to The Battle of Hong Kong.
 
キリスト教会のステンドグラスやクリスマス、サンタクロース、そしてディズニーランド等、欧米の文化には明るさや夢を感じさせるものが多いと思います。それが世界的に広く広がり多くの人に受け入れられている理由だと思います。日本の神道は厳かな雰囲気のイメージではありますがきらびやかさや明るさはありません。また普遍的な教えの宗教ではなくどちらかというと土着の宗教になります。残念ですが日本の宗教や文化的行事が世界に広まらないのはそこらへんに理由があると思います。  明治維新以降文化的敗戦も喫し続けていた感は否めませんが車やウェークマンなどの物作りだけでなく最近はゲームや漫画のソフトの面でも日本の物が世界に広まりつつあり息吹を吹き返してきた印象があります。 サンタのお話のように例えばアマテラスオオミカミが子供達に贈り物を届ける楽しい物語が日本にもあったらなぁと思いつつ今後の日本文化の更なる興隆に期待してクリスマスを過ごしたいと思います。
 
 
本日ご紹介の患者さんはNICR Non Incisional Calf Reduction ふくらはぎスリム形成術(脇山先生(若先生))をお受けになられた患者さんです。
 
上段:術前です。
下段:術後約3週間再診時です。
術後3週の時点で左右共約1cm最大周囲径が小さくなり御満足(5/5)と順調な経過です。
 
 
NICRの考えられる主たるリスク
1.術後血腫
術後血腫を生じそれが吸収されるまで歩行困難を生じる可能性があります。
 術後1週間は日常生活に必要な歩行以外はなるべく安静にしてください。 術後翌日から立ち仕事でハードな勤務をされた方の下腿に血腫が形成されその結果足が腫れ、連日勤務を痛み止めを飲みながら続けた結果、術後日に日に症状が悪化し一時的に歩行障害を生じたケースがあります(その後治療により全快しました)。 
 
2.動静脈瘻が生じる可能性
約2000〜3000件のNICR臨床経験があるとおしゃっている韓国のCho医師によると一例手術部位の動静脈瘻が生じたケースがあるとのことでした。 そのケースは塞栓術を行い後遺症なく治癒したとのことです。
 
3.施術を受けた10%の人は戻りが生じる可能性。
約2000〜3000件のNICR臨床経験があるとおしゃっている韓国のCho医師によると約10%のケースに戻りが生じ、再手術が必要になるとのことです。 私も同じ感触を得ています。
高い施術費をいただき効果がなければ申し訳ないので当院の場合現在麻酔代程度で再手術を行っています。
NICRの施術をお考えの方は再手術になる可能性があり得ることをよく考慮しお受けになられる予定の施設のアフターケアについて手術前に確認しておくことが重要だと思います。
 
 
4.複合性局所疼痛症候群 Complex regional pain syndrome: CRPS を起こす可能性
 
複合性局所疼痛症候群 とは外傷(骨折・打撲・捻挫など)をきっかけとして、慢性的な痛み(慢性疼痛)が起きたり、慢性疼痛に加えて、局所の浮腫、皮膚温度の異常、発汗異常などの症状を伴うことのある病態です。
 
例えば腕より採血検査をされた後、通常は治癒する痛みが慢性化し前腕の皮膚の萎縮が起きることがあります。筋肉だけでなくて骨の萎縮(骨粗鬆症)が進行する事があります。痛みがあるので動かさないでいると関節の可動性の低下による運動障害が起きてきて最終的には関節の拘縮まで起きて、その手が使えなくなることまでおこる場合があります。
 
血液検査だろうと脂肪吸引だとうとなんだろうと体にメスをいれる以上は複合性局所疼痛症候群を生じる可能性はあります。 しかし通常は非常に稀なので不必要に患者さんに畏怖心を生じさせないためにそのような説明をせずに我々一般の医師は採血等の処置や手術を行っています。
 
NICRだからといってその可能性が高まる証拠は現時点ではないし、NICRで複合性局所疼痛症候群を生じたという報告も未だ見聞したことはありません。 しかし本邦において新しい施術法を行うにあたっては可能な限り考えうるリスクを明示化するべきであるという考えにより記載しています。
 
 
 
 
先日脇山先生(若先生))がお心遣いをいただきました。


ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください

2009-12-25

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