本日ご紹介の患者さんはふくらはぎを細くする目的にてふくらはぎスリム形成術 (NICR(非切開式腓腹筋退縮術):皮膚切開を行わず選択的神経処理を行う術式:ふくらはぎの内側・外側双方の筋肉に有効)をお受けになられるも術後半年の評価にて満足のいく効果(初回手術結果:左右共最大周囲径約1cm減少→あと1cmは細くなりたいとのご希望)がでておらず、今回再手術をお受けになられた患者さんです。
上段:術前です。
下段:再手術術後2か月です。

初回手術術前より最大周囲径は約2cm細くなり「すごく満足しています。」とのご感想で順調な経過です。

NICRの考えられる主たるリスク
1.術後血腫
まれに術後血腫を生じそれが吸収されるまで歩行困難を生じる可能性があります。
術後1週間は日常生活に必要な歩行以外はなるべく安静にしてください。 術後翌日から立ち仕事でハードな勤務をされた方の下腿に血腫が形成されその結果足が腫れ、連日勤務を痛み止めを飲みながら続けた結果、術後日に日に症状が悪化し一時的に歩行障害を生じたケースがあります(その後治療により全快しました)。
2.動静脈瘻が生じる可能性
約2000〜3000件のNICR臨床経験があるとおしゃっている韓国のCho医師によると一例手術部位の動静脈瘻が生じたケースがあるとのことでした。 そのケースは塞栓術を行い後遺症なく治癒したとのことです。
3.施術を受けた10%の人は戻りが生じる可能性。
約2000〜3000件のNICR臨床経験があるとおしゃっている韓国のCho医師によると約10%のケースに戻りが生じ、再手術が必要になるとのことです。 私も同じ感触を得ています。
高い施術費をいただき効果がなければ申し訳ないので私の場合現在麻酔代程度で再手術を行っています。
NICRの施術をお考えの方は再手術になる可能性があり得ることをよく考慮しお受けになられる予定の施設のアフターケアについて手術前に確認しておくことが重要だと思います。
先日お心遣いをいただきました。

ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
2009-11-19