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本日ご紹介の患者さんは乳頭縮小術(ITO法)にて手術をお受けになられた患者さんです。
 
私が主に行う乳頭縮小術の手術法を列挙すると
1.楔<セツ(ケツ):くさび>状切除法:上部を楔<セツ(ケツ):くさび>状に切り取り縫合する手術になります。長所は壊死等のリスクはほぼない点ですが短所は乳管が閉じてしまうことです。(授乳時にまた来院していただければ通管させることは可能です)
2.Lewis法: 基部をドーナツ状に切り取り上部をケーキカット状に部分切除しサイズダウンをする方法です。 長所は乳管が温存される事です。 短所は基部が細くなる分壊死のリスクが起こりえる点です。 
3. ITO法: 長所は乳管が温存され壊死のリスクがLewis法より少ない点、サイズがかなり正確に自在に調節できる点になります。 短所は上記2法と比較しガーゼ交換に頻回に来院していただかないといけない点です。
 
 
上段:術前です。
下段:術後2か月再診時です。
乳頭のまわりのモントゴメリー線の除去も同時に希望されたため乳頭基部のまわりのブツブツも除去しています。
順調な経過です。
2009-09-28

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