本日ご紹介の患者さんはまず若先生にて人中短縮術をお受けになられ、その後 私の執刀にて鼻中隔延長術、鼻尖縮小術の施術をお受けになられました。
術前の診察では斜鼻、わし鼻がおありだったので今回の手術でなるべくそれをマスクするべく軟骨移植等行うが斜鼻、わし鼻修正術をお受けになられるわけではないので完全にそれが改善するわけではない旨をご了承いただき施術をおこないました。
上段:術前です
下段:人中短縮術術後7か月、鼻中隔延長術、鼻尖縮小術(クローズ法)術後1か月再診時です
御感想は「満足しています。 できればもう少し下げたかったです。 まわりの方からすると結構変わったみたいなのでこのぐらいがちょうどいいのかもしれません。」とのことでした。
私もこのぐらいがちょうどいいと思います。 順調な経過です。
鼻中隔延長術のリスク
1.鼻先がゆがむ可能性
2.鼻中隔軟骨に移植した軟骨の体積にて鼻腔が狭くなり下からみると鼻中隔が膨らんでみえたり呼吸がしずらくなる可能性(他院で手術されてこの症状でお悩みの方々が何人も相談にこられています。)
3.時間を経てから鼻先の皮膚が薄くなる可能性(鼻先の皮膚の下が軟骨だからといってプロテーゼと異なり安全という保証はないと思います。)
4.採軟骨部(耳や肋骨部)の傷。 某医療材料を用いるとこの傷はできなくて済むが今度はその医療材料の安全性の確かさに対する問題が生じます。
5.鼻先が下がりすぎ、高くなりすぎという不満が生じる可能性または下がり足りないという不満が生じる可能性。
6.限界まで鼻先を下げて欲しいとの患者さんの希望に対してオープン法でそれに応えるべく手術を行うと創部の血流不良にて癒合不全、感染が生じる可能性。
先日お心遣いをいただきました
ありがとうございます。 どうか御気をつかわないでください。
2009-09-15