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今日は2006年に根室半島沖で日本から一番近い北方領土の島(納沙布岬からのわずか3.7キロメートル)の貝殻島付近の海域で,根室湾中部漁協所属のカニかご漁船,第31吉進丸がロシア国境警備隊の警備艇から銃撃を受け 船員の盛田光広さん(35)が死亡した日になります。
御冥福をお祈り申し上げます。
 
本日ご紹介の患者さんは既往として多部位の美容外科手術をお受けになられていますが今回御紹介の手術に直接関係する部位の手術としては上口唇縮小術をお受けになられています。
 
手術の御希望としては多岐に渡ったのですが今回ご紹介する手術の部位周辺としての御希望としては「口びるをうすくかつ人中を短く。口びるが分厚いせいで口が出っ張った感じなので、それを改善したい。人中を大体10〜12mmくらいにしたい。」(原文ママ)とのことでした。
 
人中部分が10mm〜12mmというのは短すぎるし、通常の皮膚側を切開する人中短縮は手術の技法の性質上どうしても上口唇がめくれあがるため唇がやや外反し厚くなってしまうのに対し唇はもっと薄くしたいと相反した事態を希望しているため手術はお受けにならないほうがよい旨をお話しました。
 
仮に唇を今よりもっと薄くして通常の人中短縮をおこなったら歯が常時見えるようになり非常に見た目が悪いことが予想されたためそのことを御説明させていただきました。
 
他の部位の手術の御依頼も私からするとやる必要のないもしくはなぜそれを希望するのか理解できなかったため心の問題もおありなのかと考え失礼を承知で精神科への受診も勧めさせていただきました。
 
しかし半年以上も手術をご希望され毎月お電話をくださり精神科を受診するも診断書はもらえずコンスタン0.4mgのみ処方されたとのことでしたので1.とにかく短くしたい、唇を薄くしたい!、2.人中部分を10mmにしたい!との御希望には完全には添えないこと、かつリスクは歯がみえやすくなる、手術部位の神経麻痺、口が閉じれなくなる可能性をしつこいぐらい強調させていただき手術の御依頼をお引き受けすることとしました。
 
通常の人中短縮を口唇縮小と併用して行うと上口唇および歯列の見えぐあいがやけどでヒキツレた唇のような形態になりえることが予想され、また男性ですと表の傷を化粧で隠し難いため短縮効果は低いですが上口唇縮小と同時に口内からの人中短縮を行いそれでも御不満だったらアフターケアとして表からの人中短縮を再度行うこととして人中短縮術(口内法)、上口唇縮小術を行いました。
 
左:術前です。                        右:術後約10日後抜糸時です。


御感想は不満(1/5)で「人中の長さが変わってない気がする。」とのことでした。 まだ腫れている時期なのでもうすこし様子をみていただくこととしました。
 手術結果にご不満(1/5)にも関わらず他の部位の手術予約をおとりになろうとして私を驚愕させましたが、とりあえず本手術結果が落ち着きある程度満足いただけるまでは他の部位の手術の御依頼はお受けできない旨をお話させていただきました。

抜糸後3か月経ちますが再診にいらしておりません。 便りがないのはよい便りといいますが定期的な検診は重要です。 再診をお待ちしております。

2009-08-16

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