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本日御紹介の患者さんは脂肪移植豊胸を一年間に三回お受けになられて最後の三回目の移植手術より1年3か月経過後の再診になります。 

 

上段:術前です。
下段:三回目の脂肪移植手術より1年3ヶ月後再診時です。


最後の脂肪移植手術より1年3か月を経ているので腫れで大きくなっているわけでもなければこれ以上移植した脂肪細胞が吸収されていくこともなく完成形といえます。
私の方針として可能な限りしこりや石灰化の形成の発生率を抑えるために一回の脂肪移植量を片胸200ccまでとしてしています。
二回目と三回目の脂肪移植時には幹細胞増殖因子も注入しています。
しこり等なく順調な経過です。

そして先日4回目に相当する脂肪移植豊胸をお受けになられましたが術後1週間後再診以降4か月も再診にいらしておりません。 便りがないのは良い便りと信じたいですが定期的な検診は重要です。
またの再診をお待ちしております。


脂肪移植豊胸術のリスクとしては

1.定着しなかった脂肪細胞により形成されたしこりや石灰化が乳がんの発見・治療の妨害因子となりえます。
2.生着しなかった脂肪細胞より溶出した脂肪の皮膚への浸潤(発赤)

等が生じるリスクがありしかもやっかいなことにこれらが数年後に突然生じる可能性があり得るということになります。
3mm立方体積以下なら移植された脂肪は周囲より栄養をえて生存しうると考えられていますのでよい定着のコツとしては時間をかけて細かく移植していくことになりますが上記のリスクが全くなくなるわけではありません。 幹細胞増殖因子を移植脂肪細胞に混ぜたり、脂肪幹細胞移植で行ってもそのようなトラブルの発生率がゼロの保証はないと考えます。 

それらのリスクをよく熟慮された上、脂肪移植豊胸をお受けになるか否かを判断されるのがよいと思います。

2009-08-11

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