ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
頬骨アーチリダクションのリスク
頬骨アーチリダクション=頬骨弓前後骨切り術のデメリット
1.一般的傾向として効果が再構築法よりややマイルドです。
2. 前後で切り落とされた頬骨弓の位置が不具合にずれると体表に凹みを生じたり顎が開きにくくなる原因になります。
3.手術手技の操作上、眼窩下神経障害が生じ上口唇周辺に痺れが生じる可能性があります。
本件(眼窩下神経障害)に関しては医療訴訟が提起され(大阪地方裁判所 平成16年(ワ)第14008号 損害賠償事件 平成17年12月19日判決)医師側の注意義務違反、説明義務違反がいずれも否定されています(医師側勝訴)。 奇遇にも本裁判の当事者の先生のお話を聞かせていただく機会があり本件は最高裁まで争われ、結局医師側の注意義務違反、説明義務違反がいずれも否定されているそうです(医師側勝訴)。
4.スクリューやプレート等で固定したものが皮膚を突き破りでてくることがあります。
後から後悔しないためにもそれぞれの手術方法のメリット、デメリットを担当医とよく相談し自分にとってどのデメリットがうけいれることができてどのデメリットがうけいれることができないか良く判断してから手術方法を決めるのが良いと思います。 デメリットが全くない方法があればよいのですがそのような魔法のような方法は残念ながら外科手術においてはありません。
2009-06-18