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1942年 の3月9日はインドネシアのオランダ軍が日本に降伏した日になります。 17世紀のオランダ東インド会社の覇権から始まるオランダによるインドネシアの支配はこの日をもって瓦解しました。
日本はインドネシア独立の指導者であるインドネシア人を獄中から救出し祖国防衛義勇軍(ペタ)を編成させ独立戦士を養成させ、高度の軍事教育を施しました。1945年、日本が降伏すると独立派は独立宣言(なおこの独立宣言の日付には西暦ではなく、日本の皇紀が採用されています。)を行い、独立宣言を黙殺し再植民地化を狙いインドネシアに戻ってきたオランダ軍とインドネシア独立戦争を戦いました。 この戦いを題材にした映画がムルデカ(インドネシア語で「独立」という意)(東宝映画)になります。
 
本日は頬骨アーチリダクション=頬骨弓前後骨切り術をお受けになられた患者さんの症例紹介です。
 
内容は頬骨(きょうこつ)の張りを減少させる手術となります。
 
この頬骨の張りを減少させる方法として大きくわけて3種類あります。
 
1.頬骨を削る方法・・・・・ まさに頬骨削りの文字通りの方法です。 特殊な電動機械を用いて頬骨を削りますが削り幅はあまりたいしたことはなく頬骨のでっぱりが強めの人には適しません。 もちろん時間をかけて削れば削り幅を増やすことは不可能ではないですがモーターが焼け付く可能性があるため削り幅に限度があります。
 
2.頬骨アーチリダクション=頬骨弓前後骨切り術(頬骨弓を切り落とす方法)・・・・ 多くの形成外科医が行う頬骨弓に対する術式です。頭頂部より頭皮を剥がして頬骨にアプローチするか、口腔内と耳前部よりアプローチし頬骨弓を切り落とす方法です。 
 
3.頬骨弓の形態そのものを再構築する方法(再構築法(勝間田法))・・・・ ライフクリニックの勝間田先生が昭和50年後半から60年前半にかけて十仁病院にて研究開発された手術法で頬骨を細分化して再配列、再構築する方法です。 
他の方法で効果がなかった多くの患者さんがこの方法を求めて勝間田先生のところへいらっしゃっています。
 
 
本日ご紹介の患者さんはカウンセリングの結果2.の頬骨アーチリダクション=頬骨弓前後骨切り術をご希望され手術をお受けになられました。
 
 
上段:術前です。
下段:術後約1か月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。
御満足ということで順調な経過です。 輪郭手術の完成は半年後になりますのでまだまだ輪郭はしまっていくでしょう。
 
 
頬骨アーチリダクション=頬骨弓前後骨切り術のデメリット
1.効果が再構築法よりややマイルドです。  
2. 前後で切り落とされた頬骨弓の位置が不具合にずれると体表に凹みを生じたり顎が開きにくくなる原因になります。
3.手術手技の操作上、眼窩下神経障害が生じ上口唇周辺に痺れが生じる可能性があります。
  本件(眼窩下神経障害)に関しては医療訴訟が提起され(大阪地方裁判所 平成16年(ワ)第14008号 損害賠償事件 平成17年12月19日判決)医師側の注意義務違反、説明義務違反がいずれも否定されています(医師側勝訴)。 奇遇にも本裁判の当事者の先生のお話を聞かせていただく機会があり本件は最高裁まで争われ、結局医師側の注意義務違反、説明義務違反がいずれも否定されているそうです(医師側勝訴)。
後から後悔しないためにもそれぞれの手術方法のメリット、デメリットを担当医とよく相談し自分にとってどのデメリットがうけいれることができてどのデメリットがうけいれることができないか良く判断してから手術方法を決めるのが良いと思います。 デメリットが全くない方法があればよいのですがそのような魔法のような方法は残念ながら外科手術においてはありません。
 
先日お心遣いをいただきました


ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。

2009-03-09

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