今日はフェイスリフト、顎下脂肪吸引、ケーブルリフトをお受けになられた患者さんのご紹介です。
 
フェイスリフトの手術は手術手技が多様であり術者の数だけ手術法があるとも言われる手術ですが基本は顔面の皮膚のたるみを改善する手術ということになります。
 
ポイントは皮を切って引き上げるだけではなくSMAS(superficial muscle-aponeurotic system)(略してスマスと呼ばれます)という顔面真皮の下にある筋繊維のネットワークをしっかり引き上げる、または骨膜下を剥離し引き上げ、また顔面各所の靭帯を処理して持続的な手術効果を維持することにあります。
 

今回ご紹介の患者さんは元々健康美あふれ肌も若々しくたるみもあまりなくリフトの必要性はないと考えご説明しましたが強いご希望により顔面下部のたるみに対して側頭部から耳前部、耳後部、後頭部までの切開を行い主に頬部から頚部にかけてのSMAS(スマス)フェイスリフト手術,メーラーファットの持ち上げにケーブルリフト、顎下の脂肪に対して顎下脂肪吸引をお受けになられました。

 

上段:術前です。
下段:術後14ヶ月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
順調な経過です。
 
傷の経過は次のようになります
 
上段:術後1週間再診時です。
下段:術後14か月再診時です。


術後1週間の時点では内出血やかさぶたで痛々しい感じですが今やこの私がぱっとみただけでは傷痕がわからないぐらいにきれいに治りました。

お傷も順調な経過です。

2009-03-04

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