今日は52年前に悲しきジラード事件が起こった日です。
 
1957年年1月30日、群馬県相馬が原で、立ち入り禁止区域のアメリカ軍射撃練習で出る薬莢を拾っていた日本人主婦がいました。当時の日本はまだまだ貧しく射撃演習場ででる鉄くずを拾って生活していた基地周辺の人々が多くいました。彼女の背後からジラード特務二等兵が「ママさん大丈夫?」と呼び寄せ10メートルの距離から発砲し、主婦は即死しました。
 
最初米軍は日米協定をもとに米軍に裁判権があると主張しましたが大東亜戦争敗戦後、虫けらのごとく日本人の命をみなす米兵の諸行為に業を煮やしていた日本の世論は「明白な殺人行為にまで治外法権を認めなければならないのか!」と沸騰しました。
米国に住むジラードの家族が「裁判はアメリカでやるべきだ」と訴えを起こしましたが結局、ジラードは、日本で傷害致死罪で起訴されました。
しかし懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を受けただけでした。これに対しては日本の検察側は控訴せず、ジラードは米軍を不名誉除隊した後、日本人女性と結婚し米国に帰国しました。
この主婦の遺族に支払われた米軍からの見舞金はわずか62万円でした。
 
その後も日本の各地で同様の事件はおこり1958年の時点で駐留米軍による日本人の被害件数は正式に届けられたものだけでも9998件にも及んでいます。
 
被占領国家の辛酸は加害国は都合が悪いから、被害国は屈辱のため忘れ去ろうとします。
 
52年前の駐留米軍による狼藉行為の結果一命を失われた坂井なかさんのご冥福をここにお祈りします。
 
 
本日ご紹介の患者さんは顔面変形に対しルフォーⅠ型骨切り術(LeFortⅠ型骨切り術)≒上顎骨切り移動術、下顎骨骨切り術(IVRO+SSRO)(恩賜財団 済世会横浜市南部病院にて)をお受けになられた患者さんです。
 
術前です。
術後です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
すなわち術前の咬合は下顎が突出しており、正中があっていません(skeletalⅢ,dental classⅢ,midline deviation)。
この状態は顎変形症であり顔面の骨格から治療しなければ笑顔が美しくなりません。
矯正歯科、口腔外科のコラボレーションによって術前矯正、術後矯正を行うことによって自己の正しい咬合を回復し健康的で美しい表情を得ることができます。
 
輪郭手術のご相談において咬合の問題がある場合は私のモットーは「健康的に美しく」なので私の美容外科をご理解してくださる矯正歯科、口腔外科に紹介または共同治療を行うようにしています。
 
私が患者さんに紹介する矯正歯科および口腔外科の先生は私が一流の先生を探し求めて数々の先生方の紹介の紹介からたどり着いた先生方であり何十〜何百時間も臨床の現場を一緒にさせていただき私自身の目でその腕の確実さを確認させていただいた結果実際に一流の腕をもつことを保証できる先生方です。(私の外科医としてのモットーは「その臨床医のほんとうの臨床の腕は一緒に汗をかかないとわからない」です。今までの自分の外科医としての経験から肩書きや経歴では実際の臨床の腕はわからないと考えています)
 
しかも自由診療も廉価に行ってくださる先生方です。 
また顎変形症の場合は健康保険がきくケースもあります。
 
輪郭、咬合を複合的にお悩みの場合はご相談いただければ幸いです。
 
 
P.S. 昨日御入院して骨切り手術を受けられた方へ
こんな感じで私は十分イメージして執刀しましたので安心してください。


無事退院して再診にいらっしゃることをお待ちしております。

2009-01-30

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