本日ご紹介の患者さんは他院にて鼻尖縮小術をお受けになられた既往のある患者さんです。
術後鼻先が丸くなってしまったとのこと修正手術をご希望にご来院されました。
 
鼻の修正手術は様々なトラブルがでる可能性があるものでまさに「美容外科手術の火薬庫」みたいなものです。 従って状態をよくわかっている執刀医に再度依頼するように再三説得をさせていただきましたが、患者さんのお話によると術後より担当医に修正手術をかけあうも「これ以上いうなら出入り禁止にするよ」といわれたとのことで強いご希望にて修正手術を引き受けることとしました。
 
上段:術前です。
下段:術後半年再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
修正手術の一番のリスクは剥離した皮膚のところに生じる凹凸ですが残念ながらこの方には生じてしまいました。
 
右鼻翼上部に術前よりひきつれがありかなり注意して剥離したのですが術後凹凸を生じました。
 
コメントをいただきました。


「少々...ふくらみが気になります。 形は大満足です。」
お辛いはずであるのにこのようなコメントをくださり他の部位の手術のご依頼もしてくださいました。

今後とも全力を尽くさせていただきます。

鼻尖縮小術修正手術は全国からご相談がいらっしゃいます。 遠方からわざわざご相談にいらしていただいているのに私が修正手術に伴うリスクを力説するとご落胆され帰途につかれる方々を見ては心痛めておりました。今回患者さんのご厚意により写真を供覧することができご遠方の方にも具体的にリスクの実態がお分かりになられたと思います。

鼻尖縮小術修正手術に対する私の原則は以下になります。
1.まずは元の執刀医に相談してみてください。
2.術後6か月以内は行いません。
3.術後6か月経ていても鼻先が触診でかなり固い状態はかなりリスクが高いと判断します。
4.リスクとしては再手術は感染、皮膚トラブル(ギプス負け、皮膚壊死、凹凸形成)の確率がグンとあがります。

私が今まで経験した鼻のトラブルはすべて再手術によるものといっても過言ではありません。
再手術のご依頼を私にしようとされる方は上記を銘記の上カウンセリングにいらしてください。

それらを踏まえてもやはり修正をご依頼されるのであれば私も腹をくくって死力を尽くします。

2008-10-28

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