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今日は1905年 にポーツマス条約が締結され日露戦争の終戦日になります。日清戦争と比較にならないほど多くの犠牲者や膨大な戦費を支出したにも関わらず、直接的な賠償金が得られなかったため、世論の非難が高まり、暴徒と化した民衆によって内務大臣官邸、御用新聞と目されていた国民新聞社、交番などが焼き討ちされる事件・いわゆる日比谷焼打事件がおこりました。
 
本日ご紹介の患者さんは頬をすっきりさせたいとの御希望により約一年半前にバッカルファットを摘出され、その結果に満足されるももっと頬をすっきりさせたいとの御希望にて顔面脂肪吸引もお受けになられた患者さんです。
 
左:術前です。 
中:バッカルファット摘出後15ヵ月後再診時です。
右:バッカルファット摘出後19ヵ月後、顔面脂肪吸引4ヵ月後再診時です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)


いい感じとのことで順調な経過です。
脂肪吸引の完成は術後約半年後になります。

バッカルファット(頬脂肪体)とは頬筋と咬筋の間にある脂肪の塊で淡黄色の皮下脂肪と異なり濃黄色の卵の黄身程度のサイズのものです。

このバッカルファットが美容外科領域で手術の対象となったのは昭和60年代前半の日本の美容外科の金字塔であった十仁美容外科に始まります。 十仁美容外科の診療部長先生であった勝間田先生(日本の美容外科領域でエラや顎骨削りを始めた先駆者である先生です。現在ライフクリニック院長 )がエラ削りの手術の際、バッカルファットを取り除いた症例にて頬がキュッと締まった感じになるのを発見したのがきっかけて美容外科手術の一法として取り入られるようになりました。 現在美容外科でバッカルファットの手術を扱っているところの多くはの勝間田先生の薫陶を受けた先生方です。

この手術は適応を誤ると老けた感じになりますので適応の適切な見極めが重要となります。

2008-09-05

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