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ガミースマイルとは笑ったときに上唇が上がり歯肉がみえてしまう状態を言います。
原因として解剖的に上顎骨が長い、または挙筋の強い作用かその複合要因が考えられます。
この状態を改善するのに以下の方法が考えられます。
 
1. ボツリヌストキシン注射
   ボトックスに代表されるようなボツリヌストキシン製剤を上口唇挙筋群に注射してその筋肉の働きを抑える事によってガミースマイルの状態を改善する方法です。効果は約6ヶ月程度です。
 
2. Litton and Fournier法(リットン アンド フォルニエル法)
   多くの美容外科で行われている方法です。 方法としては歯の生えている上縁約4mm上で切開し上唇溝間の粘膜を切除縫合する方法です。
 
3. Ellenbogen法(エレンボゲン法)
   鼻と唇の間にインプラントをいれて唇が上がるのをブロックする方法です。
 
4. Miskinyar法(ミスキンヤー法)
   口の中を切開し上口唇挙筋群を切除して唇を上げられなくする方法です。
 
5. Le FortⅠ型骨切り法 または上顎セットバック
   上顎骨を短縮、後退させる方法です。
 
 
今回ご紹介する患者さんは骨を切る手術はお受けになりたくないとのことでまず美容外科的に上記3のインプラントをいれる手術を選択しました。
 
上段:術前です。(写真を撮りわすれてしまいました。 すいません。)
下段:術後3週間再診時です。 (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)


最初は違和感がある感じがするとのことでしたが慣れて問題なくなったとのことでした。
ガミースマイルにもならなくなり順調な経過です。

2008-08-24

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