本日ご紹介の患者さんは鼻孔縁挙上術、小鼻肉厚減幅術をお受けになられた患者さんです。
上段:術前です。
中段:術後再診時【鼻孔縁挙上術術後約5ヶ月、小鼻肉厚減幅術術後約1ヶ月】です。
下段:術後再診時【鼻孔縁挙上術術後約8ヶ月、小鼻肉厚減幅術術後約4ヶ月】
(写真は患者さんのSBM承諾を得て供覧しています。)
術後約1ヶ月後の再診時に鼻孔部のひきつれている感じがあるとのことでしたが術後3ヶ月の再診時のときもやはり笑うとひきつれて鼻の穴が広がらないというご相談をうけました。術後4ヶ月の再診時にはひきつれているという自分の感覚は改善したが見た目のひきつれ感の変化がないとのことでした。
 
左;術後約1ヶ月笑ってもらったときの写真です。
右:術後約4ヶ月笑ってもらったときの写真です。
(写真は患者さんのSBM承諾を得て供覧しています。)


ご自身では見た目のひきつれ感の変化がないとお感じのようですが写真でみると3ヶ月を経て改善してきています。 術後は一時的にキズが硬縮をおこし硬くなるのでやわらかくなるまで最低術後半年から1年は様子をみたほうがよいと考えます。 お辛いでしょうがもう少し様子をみてくだされば幸いです。

この笑ったときのひきつれ感というのは小鼻縮小の内側法および小鼻肉厚術減幅術をお受けになられた際に生じる場合があります。 いままで笑っていたときの小鼻の広がりが手術後の組織の硬縮によって停止することにより生じます。患者さんによっては「ほうれい線の位置が下がった」とか「小鼻だけ時間が止まっている」と表現されます。この症状は通常術後六ヶ月〜一年で改善します。

2008-06-30

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