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今日は1940年に勝鬨橋(かちどきばし)が完成した日になります。
勝鬨橋(かちどきばし)とは、東京都中央区にある隅田川に架かる橋であり1940年に「皇紀2600年」を記念して月島地区で開催予定であった国際博覧会へのアクセス路とする計画の一環として作られた橋でした。そのため格式ある形式、かつ日本の技術力を誇示できるような橋が求められ、アメリカ等から技術者を導入せず、全て日本人の手で設計施工が行われました。
日本ではめずらしい可動橋であり「東洋一の可動橋」と呼ばれるほどの評判を得た橋です。

現在はその凛々しい跳開の姿はみることはできません。

私はかつてこの橋の近くに住んでいたことがあり病院勤務後の夜中に自転車をかっ飛ばしてこの橋を渡り晴海埠頭まで行って夜景をみて気分転換をしていたことがなつかしく思い出されます。

本日ご紹介の患者さんは昔から左の額の上の部分がへこんでいたりしておでこの形が悪く幼少のころよりコンプレックスだっととのことで額形成をご希望されたので以下の方法を提示しました。
額プロテーゼ:::メリット:取り出すのが簡単、リスクとしてプロテーゼのへりが浮いて見えやすい
額アパタイト::: メリット:多少の凹凸を気にしなければ小さなキズ(1cm程度)から手術可能。
もしツルッとした綺麗な額にしたいのであれば冠状切開という方法で頭の皮をぺろんといったんはがして表面を研磨する手術法でうけなければならないがキズが長い。

以上の説明にて今回の患者さんは傷が小さい方法による額アパタイト形成術をお受けになられました。
上段:術前です。
中段:術後5日目再診時です。
下段:初回術後2週間後再診時です(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)


術後5日目の再診時に額の形がいびつになっている!どうしても眉間の間と左眉上と左玄武(げんぶ)周辺のアパタイトは取りたい!とのことでした。 まだ腫れもあるし様子をみたほうがいいとアドバイスさせていただきましたがどうしてもとりたいとの強いご希望にて緊急除去手術を行いました。術後2週間目の再診時には左の額がすごく出っ張っている感じがして「額の形を元に戻したいです。死にたい・・・・。」とのことでした。

正直術後5日目の再診時には外見上問題なく見えたのでなぜ患者さんがそこまでお悩みなのか最初は理解に苦しみましたが患者さんにとって幼少の頃よりコンプレックスであった場所は非常に敏感に感じる場所でもありもっと術前に小切開法による額アパタイト形成術の限界を強調してお話して差し上げるべきであったと猛省しました。

どうにか希望の形になるように直していきます。 次回の再診をお待ちしております。

額アパタイト形成術のリスク
・小切開法では完全にツルツルの額にすることはほぼ不可能です。 多少の凹凸ができます。
・冠状切開法(冠状切開法での額アパタイト形成術例)では表面が研磨できるため表面の凹凸の処理ができますが切開線が片方の側頭部から頭頂部前方を通り反対側の側頭部までいたるのでキズ痕が一見脳外科の手術を受けたかのようみえる可能性があります。

2008-06-14

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