今日は1945年に米軍が東京に3月10日の無差別大量虐殺空爆に次ぐ空襲を行った日になります。470機が来襲し、それまで空襲を受けていない山の手が主な対象になりました。
 
この二回の東京大空襲で総計8〜10万人の一般市民が虐殺されました。
 
この一連の民間人無差別大量虐殺の立案、指揮をしたのが第21爆撃集団司令官カーチス・エマーソン・ルメイいわゆる鬼畜ルメイとなります。
大東亜戦争終戦後ルメイは戦略爆撃に精通し、また日本の防空体制の弱点(夜間防衛)を把握していたため日本の航空自衛隊創設に関与。1964年その功績により、日本政府より1964年勲一等旭日大綬章を授与されています。
 
第21爆撃集団司令官の前任者ヘイウッド・ハンセルが軍事施設にポイントをなるべく絞って精密爆撃を行っていたのに対し後任のルメイは無差別大量虐殺日本焦土作戦を行ったのにもかかわらずルメイに勲一等旭日大綬章を授与した当時の日本政府の判断に首を傾げざるをおえません。
国辱的行為だと思います。
 
本日ご紹介の患者さんは前額部リフト及びエンドタインリフト(ミッドフェイスB)をお受けになられた患者さんです。
上段:術前です。
下段:術後約1.5月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
エンドタインはある一定の「面」で引き上げるため、「線」で引き上げるアプトスやハッピーリフトやシルエットリフト等より軟部結合組織の把持の安定性が高いため通常のリフト目的のみならず骨膜下リフト等にも用いることができます。 
以前参加したStanford大学のセミナーにおいて米国ではpopularであることを知り、米国人医師と共に様々な種類のエンドタインをcadaverに施術させていただきました。  長所としては前述したように組織の把持力に優れている点と約1年で分解吸収され異物として残らない点ですが欠点としては皮下に異物感を感じやすいかも知れない点、及び除去希望のときにはやや手術が煩雑になる点です。 今後日本でも一般的になっていくかもしれません。
 
今回は目の下の若返りにエンドタインのミッドフェイスBを用いましたがミッドフェイスBのみではほうれい線までパーフェクトに改善するのは難しく、患者さんのご希望によってはエンドタインミッドフェイスSTやシルエットリフトもしくはアンカレッジ等を組み合わせたほうが良いかもしれません。
 
前額部リフトもエンドタインミッドフェイスBも順調な経過です。
 
ベトナムからの先生とお話する機会がありお近づきの印をいただきました。


ありがとうございます。 同じアジアの民として頑張っていきましょう。

2008-05-25

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