本日ご紹介の患者さんは顎骨骨切り術をお受けになられた患者さんです。
 今日は顎先を小顔化する顎先短縮手術についてです
 顎先を短縮する方法としては
 1.顎先きり落としまたは削り法
 2.顎先中抜き法
 があります。
 きちんとした処理を行えば1でも2でも結果は変わりません。
 1の長所は切除ラインが神経より2の方法と比較してより遠位になり安全な点およびオトガイ舌筋およびオトガイ舌骨筋の起始部を2の方法と比較して破壊する危険性が少ないため術後の舌根沈下のリスクが低くなる点です。
 短所はただ切り落としだけを行うと顎先が広くなり顎先の細さが失われてしまう点です。よって側方の処理が重要になります。
 2の長所は顎先の細さが保たれる点です。
 短所は中抜きをした後の段差の処理が必要な点および骨切ラインが神経に近づくため1の方法に比べて危険な点、およびオトガイ舌筋およびオトガイ舌骨筋の起始部を破壊する可能性があり術後舌根沈下の危険性がある点です。 また顎先の骨の固定のためプレート等が必要となります。
 今回ご紹介の患者さんは1の方法で顎先短縮を御希望されました。
 上段:術前です。
 下段:術後1ヶ月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
 
 すっきりと小さな顎になられ順調な経過です。
 先日お心遣いをいただきました。
 
 
  
 DVDでした。
 
 早速見てみます。  深謝いたします。 どうか御気を遣わないで下さい。 
2008-04-19