今日は北朝鮮の金正日の誕生日にちなむ金正日の日です。
さてこの金正日といえば思い起こすのが
「拉致事件」になります。
昨年「めぐみ − 引き裂かれた家族の30年」の映画をみました。
まずオープニングから衝撃的だったのが同じく北朝鮮による日本人拉致事件の被害者となられた増元るみ子さんのお父さんである増元正一さんの肺ガンで鬼籍に入られる直前であろうと思われる病床での姿です。 酸素マスクをつけ息も絶え絶えの増元正一氏が「父ちゃんこんな姿になっちゃったけど るみ子 絶対日本に連れ戻してやるからな」 とおっしゃったシーンはあまりにも衝撃的すぎました。 また当時13歳であった横田めぐみさんおよびそのご家族をはじめとして拉致被害にあわれたご家族の想像を絶する辛さを考えると心痛極まるものがあります。
日本政府は現在16人を北朝鮮による拉致被害者として認定していますが、警察はそのうち7人について事件発生時から北朝鮮工作機関による犯行と確信していました。
工作船の電波傍受により地村夫妻、蓮池夫妻、市川修一氏、増元るみ子、久米裕氏について北朝鮮による拉致だとする報告を事件直後の1978年8月に作成しています。
電波傍受を秘密にするためこの報告書は握りつぶされ1988年3月の国会で国家公安委員長が答弁するまでほぼ10年の歳月を要しています。
そして拉致事件についてその後の日朝国交交渉の席でも全くとりあげられることはありませんでした。
この状況を変えたのが1997年の家族会の結成です。
家族会が外務省や自民党前での抗議の座り込み等の必死の活動を行ってようやく社会に認知され政府も北朝鮮との交渉の場で取り上げるようになりました。
裏を返せば家族が声をあげなければ事件発生当初からずっとほっておかれていたということになります。 発生当初から北朝鮮による拉致の情報がありながら情報を握りつぶし自国民を必死に守ろうとしなかった日本政府・・・・・ 情けなさでいっぱいですがつまるところ集まってきた情報を判断し行動する要職の人間の質が低かったといわざるをえません。
一刻も早くこの拉致問題が解決することを切に願ってやみません。
本日ご紹介の患者さんは本日ご紹介の患者さんは他院にて鼻プロテーゼ隆鼻術をおうけになられた既往のある患者さんです。ご希望としては気持ちの問題としてプロテーゼを抜きたい、正面から見たときに鼻の穴を目立たなくして鼻先を下げたい、矢印鼻の形にしたいとのことでした。
カウンセリングの結果、鼻中隔延長術、鼻尖縮小術(クローズ法)、小鼻縮小術、鼻プロテーゼ抜去術をお受けになられることとなりました。
上段:術前です。
中段:術後一週間抜糸時です。
下段:一部軟骨切除術術後1ヶ月後再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
術後約2週間の時点で左鼻先の皮膚の緊張が強く痛みも感じ始めたとのことでこの患者さんの鼻の皮膚の状態にとっていわゆる鼻先を「下げすぎ」の症状がでました。経験的に術後早期の再手術は高率に感染をもたらしますので再手術を行うか悩みましたが血流障害による皮膚障害の発生の可能性があるため一部軟骨切除術を行いました。 その結果残念ながら感染を生じましたが抗生剤の内服により軽快し気になる出っ張りもなくなり順調な経過です。
先日お心遣いをいただきました。
ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
2008-02-16