本日ご紹介の患者さんは鼻中隔延長術(クローズ法)、鼻尖縮小術をお受けになられた患者さんです。
 
既往としては他院にて鼻尖縮小術をお受けになられた既往がありますが手術の効果は感じなかったとのことでした。
 
 
初診時の私への御依頼は「鼻先を下げたい」というものでした。
しかし診察所見上 いわゆるイケメンでありそのような手術の必要性は私としては全く感じませんでしたので手術には反対させていただきました。 何もしないほうがいいでしょうということでその日はお帰りいただきましたがやはりどうしても鼻先を下げてほしいとの熱心なご依頼がありお受けすることとしました。
 
鼻先を下げて欲しいと御依頼される患者さんに最近の私はこのブログの2007年6月24日の方の症例写真をお見せしています。 この6月24日の患者さんは「下がりすぎ」として再手術をご希望されています。 しかしこの方の鼻のようにして欲しいとわざわざご指定してくる患者さんもいるので希望の下げ具合の程度として本日ご紹介の患者さんにも確認させていただいたところ「いや〜 いい感じス。この方ぐらいに下げてほしいス」とのことでした。
そこまで根性が決まっていれば私もご尽力させて頂こうと腹が決まりました。
 
上段:術前です。
下段:このぐらい下げたいと患者さんにご自身の手で下げてもらったところです。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
上段:術前です。
下段;術後一週間再診時です。


男性なので化粧で術後の鼻柱の傷を隠す事ができないことを考慮し他院鼻尖術術後でしたがクローズ法で行いました。 術前にみられた鼻先の微妙な右への変位も修正し自分としては精魂込めた会心の出来でした。

しかし・・・・・

「 先生 なんだか鼻先が下がりすぎた気がするっス。 元に戻す手術ってできるんスか?」
と聞かれた時、 まるで25年前の朝礼中姿勢正しく直立不動で校長先生の訓話に聞き入っていた私に後ろから悪友A君がした「膝カックン」による脱力を彷彿させるような脱力感を正直覚えました。 

いやー 参りました。 一本やられました。 

精魂込めた手術の解体作業は正直辛いです。 しかし 率直に礼儀正しく感想を述べていただき25年分ぶりの膝カックン感を味あわせていただいた以上は御礼としてどうしてもご希望なら元の形態に戻すように最大限努力します。 でも、ちょっと様子をみてみてください。 まだ変化した自分に慣れていないのかもしれません。

2007-09-27

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