今日は1945年 ポツダム宣言受諾の決定を日本国民に知らせる昭和天皇自身に肉声によるラジオ放送(いわゆる玉音放送ぎょくおんほうそう)が行われた日になります。
未明にこのポツダム宣言の受諾に反対する士官達によるクーデター未遂事件(宮城事件)が鎮圧された上での放送でした。
天皇が御前会議での聖断によってポツダム宣言の受諾を決定し中立国を通して連合国に通告したのが8月10日、ポツダム宣言受諾が確定し受諾の詔勅が発せられたのは8月14日、軍隊への停戦命令が出されたのは8月16日、日本政府が降伏文書に調印したのは9月2日、ソ連との戦闘終結は9月4日であり8月15日今日は玉音放送の放送日にすぎないといえばそれまでですが玉音放送はそれまで正式に放送されたことのない昭和天皇の肉声による放送であり日本人にとっては衝撃的な放送でした。今日8月15日はお盆にあたることから死者の魂を追憶し供養すべき日として日本人の意識のなかに根付いてきた以上、先の大戦にて鬼籍に入られた方々の弔いを本日行うことは意味があることだと思います。
先の大戦に際し、海外の戦場で戦没された方々は、軍人・軍属で約210万人それに戦火に巻き込まれて死亡した一般邦人約30万人で、合わせて約240万人と言われています。
日本の首相、ならびに閣僚のほとんどが本日靖国神社を参拝しなかったことは遺憾です。
私は無名戦没者のお墓である千鳥ヶ淵(ちどりがふち)戦没者墓苑からお参りにいきました。
献花も滞りなく終わりご冥福をお祈りしました。
多くの人々が「今度会うのは靖国神社で」との思いを残して国のために散華しました。国防のため殉ぜられた方々の魂は靖国に集います。
こちらは多くの人々であふれ本殿に参拝するまで時間を要しました。
日本のために散華された方々に深謝いたします。
2007-08-15