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今日は大東亜戦争中の1945年 にイギリス・アメリカ・中国がポツダム宣言を発表した日になります。

このポツダム宣言にはいわゆる国体護持(天皇制の維持)について言及されていなかったことから受諾の可否について政府の内部で激しい議論が起こりソ連の仲介を期待していた日本はこれを黙殺することとしました。

8月6日に広島市への原子爆弾投下が、3日後の8月9日には長崎市への原子爆弾投下がなされ、同日日ソ中立条約を結んでいたソ連の対日宣戦布告により満州国へ侵攻が起こりやむなく8月9日の御前会議で「国体の護持」を条件にこのポツダム宣言の受諾を決定することとなりました。

さて本日ご紹介の患者さんは小陰唇形成術をお受けになられた患者さんです。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)

削除されてしまったので写真に修正を追加して掲載します。
人によっては不快に感じる恐れがあるので閲覧を希望されないかたは下の青文字をクリックしないでください。



約半年以上前に美容外科A院にて小陰唇縮小術を受けるも切られすぎてほとんど小陰唇がなくなるわ残った小陰唇も凹凸の激しい形状になるわで執刀医に修正を求めるも「文句があるなら裁判で」とあしらわれ初回手術の3ヵ月後に形成外科専門医B院にて修正手術をお受けになられました。
その結果・・・ (私の元へ来院時の写真です)

手術後の形態をみて「何かがおかしい」と本能的に感じた患者さんは執刀医に形態の改善を求めるも「これで特に問題ない」ととりあってもらえなかったということで私の元に訪れました。 私の元にこられたときはB院で修正手術をして一ヶ月ぐらいしか経っていなかったため組織が修正手術に適するまで初診後3ヶ月は私は執刀しない旨をお話すると同時に、私よりも経過を把握している前医のB院の医師に引き続き治してもらうようお勧めしました。 しかしやはり前医が乗り気でないということで私が修正手術のご依頼をお受けすることとなりました。

何がおかしいのか? 診察すると下に供覧した左側の図示のごとく異常所見が認められます。
左写真:術前です。 青線で囲った部分はA院にて切られて縫合された箇所です。 凹凸の形状になっています。 右小陰唇の交連部付近は取り残しで凹凸が残っています。
赤線矢印から肛門側にかけての襞はB院にて形成された襞です。 この襞の問題点は小陰唇の交連部(肛門側の左右の小陰唇がつながっているところ)から本来小陰唇、内側襞、陰核と一連のつながった襞になるべきものが赤線矢印のところで途切れてしまっていることです。

右写真:私による小陰唇再形成術後約2週間後診察時です。



いくら小陰唇の形態そのものがバリエーションがあるとはいえ術前の形態は明らかに解剖学的正常の形態から逸脱しています。 この形態で「よし」とするのは形態の再建外科専門医である形成外科専門医としての良識を疑います。 一回で決まらなくても根気よく何回かにわたる手術を厭わなければかなりのところまで正常な解剖学的形態を回復できるはずです。

ただし私は患者さんという一方側からしか情報を得ていませんし「後医は名医」という格言もあることよりグッとこらえるべきだとは思ったのですがこのような修正手術のご依頼が多いのと患者さんが負った金銭的負担、時間的負担、精神的負担を考えると思わず今日は吼えてしまいました。 

部位が部位だから医者側が強くでれば多くの患者さんは泣き寝入りせざるおえません。

もし美容外科医でこのブログを読まれている方がいらしたら例え外性器手術のように評価されない仕事であっても整形処置をきちんとしてあげて頂きたく思います。 

どんな外科手術でも手を絶対抜かないのが外科医として大切だと思います。

2007-07-26

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