本日ご紹介の患者さんは鼻全般を小ぶりにしたいとのご相談にて御来院されました。

診察所見上、鼻柱の付け根部分(いわゆる鼻口唇角部)がやや食い込んだ印象であるのと鼻尖部がやや大きくと小鼻が横に広がり側面からみて鼻孔縁部が垂れ下がっていたため、私が提案した術式は鼻口唇角形成術、鼻尖縮小術、小鼻縮小術、鼻孔縁挙上術となりました。
カウンセリングの結果、鼻口唇角形成術、鼻尖縮小術、小鼻縮小術をお受けになることとなりました。

上段:術前です。
中段:術後一週間目再診時です。
下段:術後五週間目再診時です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)



鼻尖縮小術はクローズ法で行い、鼻先をやや下げたいとのご希望が術前にあったために鼻先を下げるため鼻翼軟骨に特殊な形成操作を行っています。 小鼻は外内側法で行い、鼻口唇角形成術はプロテーゼを使用しています。

鼻尖部、小鼻はすっきりした印象になり鼻柱部の食い込んだ感じも改善されました。

小鼻の上の凹みがやや気になるとのことですがこれは時間の経過とともに改善することが多いので経過観察としました。

メイヨー兄弟の格言
Charles・H・Mayo
46.今後、医学の分野で著しい進歩をどう模索しどう獲得すべきかを問われたら症状に関連する生理学と解剖学の綿密な研究であると答えます。
その中で第一に私達が関心を寄せるべきものは、痛みについての広く詳細にわたる研究です。
William・J・Mayo
46.知識は静的なものですが知恵は能動的に働いて知識を活用し、それを有効なものに変えていきます。

2007-05-02

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