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今日は1942年 に東京・名古屋・四日市・神戸・にB-25十六機が日本本土に初来襲したいわゆるドーリットル空襲の日になります。
 
国際法上禁止されている非戦闘員に対する攻撃もこの初回空襲よりあり、掃除を終え、帰ろうとした小学生1名が機銃掃射を受け、死亡しました。
 
このドーリットル空襲は山本五十六にとって衝撃的でありミッドウェー海戦への作戦を立てるに至ったといわれています。
 
さて本日ご紹介の患者さんは自家組織隆鼻術、鼻中隔延長術、鼻尖縮小術をお受けになられた患者さんです。
 
以前他院にて鼻プロテーゼ隆鼻術をお受けになられておりトラブルで抜去された既往がありました。また鼻根部付近に液体シリコンの注入を受けた既往がありそれにより皮膚に拘縮が生じていました。 そのトラブル以前は鼻先が下がっていた風貌だったとのことでしたが序々に鼻先が上を向いてきたとのことでした。診察上は鼻根部は鞍鼻(あんび)を呈しており鼻先は上をむいており、皮膚は固く皮下組織の拘縮のせいか他動的に鼻先は下におりない状態でした。
最初私が提案した方法はシリコンプロテーゼによる隆鼻術および肋軟骨による鼻中隔延長および皮膚欠損が生じた場合に耳からの複合移植(composite graft)でしたがシリコンプロテーゼは以前にとんでもない目にあったため絶対イヤであり肋軟骨の使用もも「胸に傷つけたくない、怖い」とのことでしたので次善の策として隆鼻術は側頭筋膜と耳介軟骨で、鼻中隔延長術は耳介軟骨で行うこととしました。
 
上段:術前です。
下段:術後約1週間再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)


術式はオープン法でおこなっています。
皮膚はかなり硬かったですが、可能な限りcomposite graftは避けたかったので(生着せず壊死の危険性が高いため)鼻柱部の皮膚が寄せて縫合することができる範囲内で鼻中隔延長術により鼻先をさげました。

自家組織を使った場合はやはり心配なのが術後に生じてくるかもしれない組織の吸収や拘縮です。 しばしば他院で側頭筋膜を用いて隆鼻術を行って数年してから鼻先が上を向いてきたという患者さんにお会いします。どうやら側頭筋膜が拘縮してくるケースがあるようです。また自家組織による隆鼻術は繊細なデザインの調整が困難であり、デザインが気に入らないといった場合の修正が困難になるのも欠点です。それらの欠点をご納得いただけてどうしてもシリコンがイヤという場合に用いることとなります。

順調な経過になることを願っています。

メイヨー兄弟の格言
Charles・H・Mayo
34.教えるということができるとはなんという特権でしょう。教えるために必要な知識をもつ多くの人達の中で、将来にわたってずっと心に残るような方法で、また同時に関心をそそるような方法で、学生にそれを教えられる人はなんと少ないことでしょう。
William・J・Mayo
34.すべての健康を支える企画の中で公衆衛生は最も重要で、かつ最大の利益をもたらせるものです。

2007-04-18

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