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本日ご紹介の患者さんは約4年前に形成外科専門医によるフェイスリフト手術を受けその後傷痕に瘢痕が生じたためその医院で半年間近く治療をお受けになられた患者さんです。
 
 
半年間近く治療に通われ改善なくもう三年以上たっているので治癒のみこみはないとほぼあきらめていらっしゃいました。
 
たまたま他の手術の際に傷痕を発見し、良くなるかもしれない旨をお話してカウンセリングの結果複数回にわたる予定の瘢痕治療を開始することとしました。
 
左耳部の瘢痕
左列:治療前                       右列:第一回目治療後1か月再診時です
右耳部の瘢痕
左列:治療前                       右列:第一回目治療後1か月再診時です
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
 
 
一回の治療でそれなりにキズの盛り上がりの勢いが抑えられ、赤みの軽減しました。
これから何回か治療を行っていけばよりよくなるでしょう。
 
学会等で受傷後半年以内の症例にレーザー等照射して「良くなった」と発表している医師を見受けますが受傷後半年以内でしたら自然治癒にてそれなりに良くなりますのでほんとうにその治療の効果で良くなったのかはわかりません。  それにもかかわらず学会で〇〇専門医や医学博士や准教授等の肩書きを持つ医師がそのような明らかに非科学的な発表をしているのをみたりすると特定の業者の機種の宣伝のためか?はたまた学会発表しているという自己満足のための学会発表か?と思わさせられ医の堕落を感じます。
 
治療効果はキズがいわゆる定常状態になる(通常最低半年はかかります)以前でしたらその効果を主張するのならば同一個人の肌による比較対象部位(自然治癒部位)がなければいけないと考えます。
今回のように3年近くを経ているケースにおいてはキズは定常状態になっていると考えられるのでそれなりに治療効果があると判断できると思います。
 
先日お心遣いをいただきました。


ありがとうございます どうか御気を遣わないでください。

2009-01-31

今日は52年前に悲しきジラード事件が起こった日です。
 
1957年年1月30日、群馬県相馬が原で、立ち入り禁止区域のアメリカ軍射撃練習で出る薬莢を拾っていた日本人主婦がいました。当時の日本はまだまだ貧しく射撃演習場ででる鉄くずを拾って生活していた基地周辺の人々が多くいました。彼女の背後からジラード特務二等兵が「ママさん大丈夫?」と呼び寄せ10メートルの距離から発砲し、主婦は即死しました。
 
最初米軍は日米協定をもとに米軍に裁判権があると主張しましたが大東亜戦争敗戦後、虫けらのごとく日本人の命をみなす米兵の諸行為に業を煮やしていた日本の世論は「明白な殺人行為にまで治外法権を認めなければならないのか!」と沸騰しました。
米国に住むジラードの家族が「裁判はアメリカでやるべきだ」と訴えを起こしましたが結局、ジラードは、日本で傷害致死罪で起訴されました。
しかし懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を受けただけでした。これに対しては日本の検察側は控訴せず、ジラードは米軍を不名誉除隊した後、日本人女性と結婚し米国に帰国しました。
この主婦の遺族に支払われた米軍からの見舞金はわずか62万円でした。
 
その後も日本の各地で同様の事件はおこり1958年の時点で駐留米軍による日本人の被害件数は正式に届けられたものだけでも9998件にも及んでいます。
 
被占領国家の辛酸は加害国は都合が悪いから、被害国は屈辱のため忘れ去ろうとします。
 
52年前の駐留米軍による狼藉行為の結果一命を失われた坂井なかさんのご冥福をここにお祈りします。
 
 
本日ご紹介の患者さんは顔面変形に対しルフォーⅠ型骨切り術(LeFortⅠ型骨切り術)≒上顎骨切り移動術、下顎骨骨切り術(IVRO+SSRO)(恩賜財団 済世会横浜市南部病院にて)をお受けになられた患者さんです。
 
術前です。
術後です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
すなわち術前の咬合は下顎が突出しており、正中があっていません(skeletalⅢ,dental classⅢ,midline deviation)。
この状態は顎変形症であり顔面の骨格から治療しなければ笑顔が美しくなりません。
矯正歯科、口腔外科のコラボレーションによって術前矯正、術後矯正を行うことによって自己の正しい咬合を回復し健康的で美しい表情を得ることができます。
 
輪郭手術のご相談において咬合の問題がある場合は私のモットーは「健康的に美しく」なので私の美容外科をご理解してくださる矯正歯科、口腔外科に紹介または共同治療を行うようにしています。
 
私が患者さんに紹介する矯正歯科および口腔外科の先生は私が一流の先生を探し求めて数々の先生方の紹介の紹介からたどり着いた先生方であり何十〜何百時間も臨床の現場を一緒にさせていただき私自身の目でその腕の確実さを確認させていただいた結果実際に一流の腕をもつことを保証できる先生方です。(私の外科医としてのモットーは「その臨床医のほんとうの臨床の腕は一緒に汗をかかないとわからない」です。今までの自分の外科医としての経験から肩書きや経歴では実際の臨床の腕はわからないと考えています)
 
しかも自由診療も廉価に行ってくださる先生方です。 
また顎変形症の場合は健康保険がきくケースもあります。
 
輪郭、咬合を複合的にお悩みの場合はご相談いただければ幸いです。
 
 
P.S. 昨日御入院して骨切り手術を受けられた方へ
こんな感じで私は十分イメージして執刀しましたので安心してください。


無事退院して再診にいらっしゃることをお待ちしております。

2009-01-30

今日は1968年 東京大学医学部自治会がインターン制度の運用と医師法改正をめぐって無期限ストを開始した日です。 これが東大紛争の発端となりました。
 
この時の紛争の教訓がいかされてか現在は研修医は現在給与が保証される身分となりました。マッチング制度により母校を離れて研修する医師が増えいわゆる医局や学閥の形態がかわりつつあるようです。 
 
私はマッチング制度以前に医学部を卒業したのでマッチング制度の恩恵!?はうけていませんが私がレジデントをした病院は全国津々浦々からレジデントがあつまってきている病院でした。 病院内で丑三つ時に仕事をしていると緊急コールが流れ現場に駆けつけると同期のメンバーがほとんどあつまってたりしてまさに不夜城の様相を呈しているような病院でした。
若き同期の何人もが体調を崩し入院するという激烈な環境でしたが学べるものも莫大で非常によい経験をさせてもらったと思います。
 
本日ご紹介の患者さんはミッドフェイスリフト(エンドタインリフト(ミッドフェイスB)使用)、目の下のたるみ取りをお受けになられた患者さんです。
 
上段:術前です。
下段:術後約5ヶ月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
中顔面はより若々しくなられ年齢不詳の妖しさがますます素敵です。
 
 
先日お心遣いをいただきました。


ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。

2009-01-29

本日ご紹介の患者さんは乳頭の周囲の凹凸が気になるとのことでモントゴメリー腺(Glands of Montgomery:乳輪に存在する皮脂腺)除去手術をお受けになられた患者さんです。
 
上段:術前です。
下段:術後2週間再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
一回の手術では完璧にはなくならないので希望の状態になるまでは何回かの施術を要するかもしれません。
順調な経過です。
 
 
先日お心遣いをいただきました。


ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。

2009-01-28

私が輪郭のカウンセリングを行った覚えのある患者さんが先日ひさしぶりにクリニックへいらっしゃいました。
「先生のところで何か月もずっと(輪郭)手術をキャンセル待ちしていたのですがとうとう待ちきれなくて某クリニックで手術をうけてしましました。 今日はその修正の相談です。」とのことでした。
 
右えらがエグれている容貌のあまりの事態の異常さにレントゲンを撮り精査することとしました。
まずレントゲン写真をじっくりみてみましょう。
●側面象です
●オルソパントモグラフィーです (パントモグラフィーとはあごのX線画像をあたかも骨を切り開いたかのように平面に撮影する撮影方法です)
何かおかしな点にお気づきになられたでしょうか?
 
わかりやすく左下顎縁を水色で、右下顎縁を赤色で縁取ってみました。
パントモグラフィーです。 下顎角部の縁を赤色で、そして下顎角部の骨幅を緑色でラインをひいてみました。 Rと書いてある方がRightすなわち右側です。
右側の角部が削られすぎ下歯槽神経管が露出・損傷していることが強く疑われる所見です。
実際右オトガイ神経領域に知覚異常を生じてらっしゃいます。
 
以前ご紹介したエラの削られすぎケースである ケース1およびケース2も右側のエラでした。 
 
ここで執刀した医師を責める気はありません。 執刀医は最善を尽くすべく努力されたはずであり、また、それぞれの事情があったはずであり、「後医は名医」の格言どおり後医である私が前医の言い分を検証せずに批判することは卑怯ですらあるからです。
 
ただこの手術をお受けになろうと考えていらっしゃる方々には手術を受ける前に熟慮していただきたいと思います。 安易な宣伝等にのせられてはいけません。 医療行為は必ずなんらかの合併症が生じる危険性がある行為であり安易にメスをいれることは厳に慎むことです。また特に美容外科においては執刀することにより医師に利益がはいるため残念ながら必要ない手術まで勧められる可能性も十分あります。
 
 
エラ削りの危険性は以下の加齢に伴う下顎骨の変化の図を参考にしてください。
上段:青年期例
下段:老年期例


よく「可能な限りがっつり削ってください」とお願いされる患者さんがいますが、下顎骨は加齢により歯槽骨が吸収され将来骨自体がやせ細る可能性が十分あるため過度に下顎骨を切除することは骨折の危険性や歯を逸失した際にインプラント義歯を植立する際の母床骨の不足等の危険性の増大につながります。

一期一会で出会った患者さんには健康的に美しくなっていただきたい私としてはどうしても手術をご希望されるのであれば「がっつり」ではなく「最適な骨切り量」で手術を受けていただきたく思います。

しかし何が最適な骨量かは正確な医学的定義を理論的かつ科学的に数値で示せといわれるとそれは難しいです。 輪郭の美容外科手術は現ライフクリニック院長の勝間田先生が約20〜30年前に十仁病院時代に始めたのが始まりであり真の長期成績(20歳時に美容外科的骨切り手術をして70歳時に健全な下顎骨を保てているか)は日本人医師は誰も知らないはずです。
しかし20年以上の美容外科領域における経験の蓄積はそれなりの最適骨量と思われる骨切りを行う骨切り術の練成に寄与しています。 私がライフクリニックの勝間田先生をお勧めするのは以上の理由であり、勝間田先生の薫陶を受けることができたのは幸甚の至りだと思います。今後ともより安全で人々の幸福に寄与する美容外科医術の練成に努めていきたいと思います。


今回の患者さんに関してはまずは前医での加療をお勧めしましたが、どうしても私の治療をご希望されるのであれば私なりに最善を尽くし正常容貌の回復の一助になるよう努めていきます。

2009-01-27

先日以下のようなメール相談をいただきました。
 
相談したい診療項目 (the part you want to consult) : メニュー表に記載がない特殊施術相談
 
> ご相談・お問い合わせ (inquiry) : 初めてお問い合わせさせていただきます。料金表の中に「診断書作成」という項目がございましたが、これは他医院での施術についてのセカンドオピニオンを診断書という形でお願いすることは可能でしょうか。実は昨年、仕事で韓国ソウルに駐在中に韓国のとある美容クリニックで脂肪吸引を受けたのですが、トラブルになっています。事前の契約と異なり①片腕しか脂肪吸引していない ②範囲が非常に狭い などの手抜きが多く、再手術の交渉も決裂したので韓国の弁護士に依頼して返金交渉をする準備をしています。裁判ではなくあくまで示談でと考えているのですが、診断書がほしいと弁護士に言われ診断してくださる先生を探しております。なかなかお引き受けいただけるクリニックがなく、もしやと思いましてお問い合わせ差し上げました。国内の病院ではないので貴院にご迷惑をおかけすることはないと思いますので是非ご検討くださいませ。ご返信お待ちしております。
 
 
結論からいえば客観的な診断書でしたら記載します。
最近外国での美容外科手術の術後トラブル相談が増えてきています。 
手術というのはアフターケアが非常に大切なものなので外科医としてはいざというときにアフターケアが受けにくい外国での手術は好ましいものとは思いません。 外国での手術をご検討されているかたは深慮されたほうが良いと思います。
 
 
さて本日ご紹介の患者さんは唇の厚さを半分にしたい、ガミースマイルを治したいとのご希望にて上下口唇縮小、ガミースマイル修正術(プロテーゼ法)をお受けになられた患者さんです。
 
上段:術前です。
下段:術後1週間抜糸時再診時です。(写真はSBM施術にて掲載しています)


術前の希望としてサザエさんの夫のマスオさんの友人のアナゴさんの唇のようにぷくっとふくらんだところが気になるので上口唇の中央のふくらみを軽減させたいということがあり、またプロテーゼの固定のために上口唇中央でプロテーゼの固定をしました。 その結果中央の糸の両側が浮腫でふくらんだため中央が陥没したように抜糸までの間みえたため、大変ご不安なようでお電話やメールで「真中の割れ目が気になる。再建は可能か? 」「真中の割れ目が気になって眠れない。 抜糸の時に処置してほしい」との御相談を受けました。
溶ける糸での縫合でしたので時間が経ち、腫れも落ち着けば問題なく治ることが予想されましたが一刻も早い処置を望まれていたので抜糸再診時に創部を少し開き中縫いの糸を一部切除しました。

口唇の糸は溶ける糸で縫合していましたので抜糸時に全部無理にとって痛い思いをさせるよりもある程度のみ抜糸しあとは自然に溶けたりほどけたりしてくるのを待つこととしました。

しかしこんどはその処置により口唇中央部に内出血が生じ黒ずんだ!唇から糸が勝手に飛び出してくる!とのことで御相談のお電話やメールをいただきました。 「以前(約10年前の鼻の美容外科手術)他院で手術を受けたときには抜糸後に内出血する事はなかった。図画工作や理科の実験ではないのでもう少し丁寧にしてほしい」との内容のメールをいただいて私も辛く感じました。 その後再診に来てくださることをお願いしましたが双方の都合が合わなかったせいもありいらっしゃらず、術後約19日目の再診予約日には電話があり「本日いけなくなりました。 プロテーゼに違和感があるので抜いてほしい。」とのことでした。
受付職員が「まずは再診に来てください。そこで先生と相談して決める感じになると思います。」
と返答したところ「ぬくかぬかないかは先生が決めるのですか? おかしくないですか? 他院や大学病院でみてもらってプロテの位置が間違っているようならその診断書など持って再診へ伺います」とのお返事だったとのことでした。
他院で診てもらったところ一か月は様子をみるように言われたので一ヶ月後他院へ行く予定だそうです。

上記記載は受付やナースの記録を元に記載しているので実際は違うのかもしれません。
患者さんが抜糸以降再診にきてくださっていないので真実はわかりません。
ただひとついえることは非常に不快な思いをさせてしまっているということです。
申し訳なく思います。

また私の手術やカウンセリングの順番を長く待っていらっしゃる方もたくさんおられるようですが私はこのように患者さんに不満を抱かせてしまうしがない一無名美容外科医です。 私なりに日々全力を尽くしていますがご期待に添えないことも多々あると思いますので過度な期待を抱かず冷静に御自身の希望に合う名医をみつけてくだされば幸いです。

2009-01-26

今日は赤痢菌の発見者である志賀 潔博士がお亡くなりになられた日です。
明治時代の日本の近代化のなかで世界に通用する科学研究の成果を成し遂げた先駆者であり、現代の韓国のソウル大の前身である京城帝国大学の総長を御勤めになられた医学者でした。 残念ながらソウル大は創立を1946年とし京城帝国大学との連続を認めていません。
 
 
 

本日ご紹介の患者さんは鼻の変形改善を主訴に御来院された患者さんです。

既往として大学病院の形成外科にて手術をお受けになられており、引き続きその形成外科での治療をお勧めしましたがもうそこでは治療をおこないたくないとの強い御意志がおありだったため私が変形治療をお引き受けすることとなりました。
 
上段:術前です。
下段:術後約2週間再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)


鼻根部は太く歪んでいたため細く整えています。 鼻中隔部分は前医での手術瘢痕が強く、完全なる矯正は今回の一度の手術では難しいかもしれません。結果は今後の固定状況にもよります。 上口唇から人中部分にかけてのひきつりは改善処置をしています。
これからもしばらく自宅でのギプス固定をがんばりましょう。
ご感想は「満足!」とのことで順調な経過です。

2009-01-25

今日は1972年にグアム島にて日本兵であった横井 庄一(よこい しょういち)氏が実に大東亜戦争終結から28年目に発見された日です。横井氏は「死して本土へは戻らぬ決意」で出かけて行ったという記憶がしっかりとあった為、帰国の際の第一声は「帰ってまいりました・・・恥ずかしながら、生きながらえて帰ってまいりました」というものでした。
 
ジャングルでの28年間の生活・・・すさまじいまでの生命力と精神力に感服するばかりです。
 
本日ご紹介の患者さんは頬のたるみの改善と顎の形態調整目的にミニリフト、頬脂肪吸引、ヒアルロン酸SubQ輪郭形成術をお受けになられた患者さんです。
上段:術前です。
下段:術後2週間再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
笑顔は問題ないのですが口をとがらすと左側の口輪筋に軽度の麻痺が生じており口元がやや右に寄ってしまいます。
ミニリフトでは顔面神経を損傷する可能性はないのでおそらく口元横の脂肪を脂肪吸引で吸った際のカニューレによって神経がこすられたことが原因と疑われます。
 
この場合治癒まで通常数か月要します。 御心配でしょうが通常治りますので経過をみてください。
 
 
頬脂肪吸引のリスク
・吸いすぎると頬がこけて老けた感じになる。
・えくぼができることがある。
・口輪筋や口角下制筋を司る顔面神経の麻痺を生じることがある。
 その場合治癒に数か月を要する。
2009-01-24

本日ご紹介の患者さんは約一か月前に顎骨骨切り術、約8か月前にエラ骨骨切り術、頬脂肪吸引、鼻翼基部プロテーゼ術をお受けになられた患者さんです。

 

上段:術前です。
下段:エラ骨骨切り術8ヶ月後、顎骨骨切り術1ヶ月後再診時です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)


下顎縁を触れてみると右えらと右あごを骨切りした間の骨と凸が軽度触れるのが気になるとのことでした。ちょうどオトガイ神経真下の部分で神経保護のため多くは骨切りできない部位です。
外観上第三者はわからないので手術で生じ得るリスクと手術で得られる利益を天秤にかけると外観上問題なければお勧めはできませんがどうしても術後半年経ても気になるようでしたら同部位をもう少し削りましょう。 

顎はまだ術後1ヵ月なのでやや腫れています。
輪郭手術の完成は約半年後になります。

2009-01-22

本日御紹介の患者さんは約1年前に他院にてふくらはぎの脂肪吸引をお受けになられるもあまり変化がなかったとのことで手術をご依頼されました。
 
上段:術前です。
下段:術後8か月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧してます)


ふくらはぎも細くなり順調な経過です。




ふくらはぎの脂肪吸引のリスク
1.ふくらはぎはむくみが長引きやすいです。
2.筋肉質の場合は効果がでにくいです。 その場合は ふくらはぎ縮小形成術(NICR)をお勧めします。
3.静脈瘤がでやすい部位なので脂肪層が薄くなることで静脈瘤が目立つようになる場合があります。

2009-01-21

本日ご紹介の患者さんは鼻尖縮小術、小鼻縮小術をお受けになられた患者さんです。
 
上段:術前です。
下段:術後1年再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧してます)


順調な経過です。

2009-01-20

今日は1960年に(新)日米安全保障条約が締結された日です。この時締結された日米地位協定はさまざまな問題を内包しており現在にいたるまで改正が叫ばれ続けていますが未だ改正されていません。
 
この日米地位協定の大きな問題点として日本で裁判を受けるべき被疑者であっても、アメリカが先にその身柄を拘束した場合、身柄が引き渡されるのは検察により起訴がなされた後であるため十分な捜査ができない点や米軍が日本に施設を返還する際に現状回復義務を負わない点、および米軍の持つ「財産」について、日本の警察が捜索や検証を行う場合、米軍の「同意が必要」とされているため事故機も「財産」とみなされ、米軍はこれを根拠に日米合同の現場検証の拒否を通告できる点などが挙げられます。
 
1995年9月に沖縄県で起きた米兵による少女暴行事件における被疑者米兵の身柄引き渡し拒否や2004年8月13日に起こった沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場周辺で発生した米軍ヘリ墜落事故にて沖縄県警の現場検証さえの拒否などまさに国家主権が侵害される状況が現実におきてしまっています。
 
米軍基地の75%が沖縄に集中し狼藉をはたらく米兵の被害に沖縄の人々は直面しています。
 
大東亜戦争終盤の沖縄戦において大田海軍司令官が6月13日に玉砕する前に海軍次官に打った電報はあまりにも有名です。電報の最後の「沖縄縣民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」 に大田司令官の全ての思いが込められていると思います。
 
現代語訳を参考までに載せておきます。
「大田司令官の電文
次の電文を海軍次官にお知らせくださるよう、取り計らいください。
沖縄県民の実情に関しては、県知事より報告されるべきですが、県はすでに通信する力はなく、三十二軍(沖縄守備軍)司令部も又通信する力が無いと認められますので、私は県知事に頼まれた訳ではありませんが、現状をそのまま見過す事が出来ないので、代って緊急にお知らせします。
沖縄に敵の攻撃が始まって依頼、陸海軍とも防衛のための戦闘にあけくれ、県民に関してはほとんどかえりみる余裕もありませんでした。
しかし、私の知っている範囲では、県民は青年も壮年も全部を防衛のためにかりだされ、残った老人、子供、女性のみが相次ぐ砲爆撃で家や家財を焼かれ、わずかに体一つで、軍の作戦の支障にならない場所の小さな防空壕に避難したり、砲爆撃の下でわまよい、風雨にさらされる貧しい生活に甘んじてきました。
 しかも若い女性は進んで軍に身をささげ、看護婦、炊事婦はもとより、砲弾運びや切り込み隊への参加を申し出るものさえもいます。
敵がやってくれば、老人や子供は殺され、女性は後方に運び去られて暴行されてしまうからと、親子が生き別れになるのを覚悟で、娘を軍に預ける親もいます。
看護婦にいたっては、軍の移動に際し、衛生兵がすでに出発してしまい、身寄りの無い負傷者を助けて共にさまよい歩いています。このような行動は一時の感情にかられてのこととは思えません。
さらに、軍において作戦の大きな変更があって、遠く離れた住民地区を指定された時、輸送力のない者は、夜中に自給自足で雨の中を黙々と移動しています。
これらをまとめると、陸海軍が沖縄にやってきて以来、県民は最初から最後まで勤労奉仕や物資の節約を強いられ、ご奉公するのだという一念を胸に抱きながら、ついに報われることなく、この戦闘の最後を迎えてしまいました。
沖縄の実情は言葉での形容のしようもありません。一本の木、一本の草さえすべてが焼けてしまい、食べ物も六月一杯を支えるだけということです。
沖縄の県民はこのように戦いました。
 
県民に対して後世特別のご配慮をしてくださいますように。」
 
この電報を打ち玉砕した大田司令官の無念の思いに応えらるだけの配慮を戦後の日本は沖縄にしてきたでしょうか?
 
現在の国際情勢の中で核兵器をもち自衛することが現実的選択肢として困難な日本の現状において安保条約を即時廃棄し沖縄から米軍をなくすことは非現実的な選択肢かもしれませんが、そうであればこそせめて日米地位協定が改正されて日本の主権が遵守され日本人が安心して住める国になって欲しいと願います。
 
 
本日ご紹介の患者さんは正面からみて鼻穴が見えにくくなるように鼻先を下げたいとのご希望にてカウンセリングの結果、鼻中隔延長術、鼻尖縮小術をお受けになられた患者さんです。
 
●術前です。
●持参された御希望の鼻の形態です。
上段:術前です。
下段:術後約1週間抜糸時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧してます)
御希望に多少なりとも近づいたでしょうか?
またの再診をお待ちしております。
 
 
お心遣いをいただきました


ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。

2009-01-19

今日は大東亜戦争終戦7年後の1952年 に 韓国の李承晩大統領が李承晩ライン(りしょうばんライン)を宣言し一方的に竹島を韓国領とした日になります 。
 
国際法上の慣例を無視した措置として日米側は強く抗議しましたが、このラインの廃止は1965年(昭和40年)の
日韓漁業協定の成立まで待たなくてはならなりませんでした。協定が成立するまでの13年間に、韓国による日本人抑留者は3,929人、拿捕された船舶数は328隻、死傷者は44人を数えています。
 
青李承晩ライン(りしょうばんライン)の問題を解決するため日本政府は韓国政府の要求に応じて、日本人抑留者の返還と引き換えに、常習的犯罪者あるいは重大犯罪者として収監されていた在日韓国人・朝鮮人472人を収容所より放免して在留特別許可を与えました。
 
ちなみにこの日韓漁業協定は韓国の工業化をすすめることで国を富ませ、民族の悲願である南北統一を促進することを考えた当時の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が資本金を日本より得るため日韓基本条約を締結したことにより結ばれた協定です。
 
残念ながら今日は竹島が韓国に不法占有宣言を一方的になされた国辱記念日となります。
しかし私は希望をもっています。いつか韓国が国際法も遵守する成熟した法治国家となり国際司法裁判所で日本と話し合う土俵にあがってきてくれることを。 
 
 
昨日、今日とそんな韓国でふくらはぎを細くする手術の勉強をさせていただきました。
今まで私の習得していたふくらはぎを細くする手術はふくらはぎの脂肪吸引かふくらはぎの
神経遮断術でしたが今回はNICR(Non Incisional Calf Reduction:非切開法ふくらはぎ縮小術)法によるふくらはぎ縮小術をこの手術法の開発者であるthe line plastic surgery clinicの院長先生であるJae Ho,Cho医師にhands-onで指導していただきました。
 
今までJae Ho,Cho先生は100人近くの韓国の医師にNICR法の指導を行ってきており、今回初めて外国人医師達への指導ということでした。 
 
これからはふくらはぎを細くする手術として日本でもNICR法が広まっていくと思います。
 
今までふくらはぎを細くするには脂肪吸引が一般的でしたが筋肉質の方のふくらはぎを細くするには脂肪吸引では限界がありました。 ボツリヌス毒素によるふくらはぎの縮小も効果としては3ヵ月程度なのが現状です。 神経遮断術(neurectomy)は良い方法なのですが内側腓腹筋のみの委縮しか狙えないのが欠点でした。 
NICR法はラジオ波で筋肉内の神経を特異的に処理する方法であり、内側のみならず外側腓腹筋をも細くでき、ヒラメ筋を損傷しないという点で画期的な方法だと思います。 
ふくらはぎを細くしたいとのご希望があり数千症例の経験のある第一人者の医師に診てもらい方はthe line plastic surgery clinicの院長先生であるJae Ho,Cho先生に診てもらうと良いと思います。
私もご要望があれば応じますので御相談ください。
2009-01-18
今日は旧暦でいえば(1854年)嘉永7年1月16日 アメリカのペリーが7隻の軍艦を率い、開国を求めて東京湾に再来した日です。
 
これをきっかけとして日本は必死の自立自存に向けた格闘の日々が始まることになりました。
 
アメリカの砲艦外交によって開国させられた日本は約90年後にアメリカの武力により国土を焦土とされ降伏文書に調印させられました。
 
1945年9月2日、東京湾の戦艦ミズーリ艦上で日本の降伏文書調印式が行われた際、ミズーリの甲板は二枚の星条旗で飾られました。一枚は真珠湾攻撃時にホワイトハウスに飾られていた物、もう一枚は1853年の黒船来航時にマシュー・ペリーの艦隊が掲げていた物であり、90年越しの勝利としてその旗の前で調印式が行われ日本に屈辱を与えました。
 
まさに耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び今日の日本の繁栄があることを忘れてはならないと思います。
 
 
本日ご紹介の患者さんは他院にてプロテーゼ隆鼻術をお受けになられたご既往があり、今回は鼻先を下げたいとのご希望にてカウンセリングの結果、他院鼻プロテーゼ抜去、ハイブリッドフプロテーゼ留置術、小鼻縮小術、鼻尖縮小術をお受けになられた患者さんです。
 
上段:術前です。
下段:術後1か月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)


順調な経過です。

鼻先を下げる方法として
1.鼻中隔延長術
2.ハイブリッドプロテーゼ
3.鼻先段重ね軟骨移植術     等
がありますがそれぞれ長所、短所があります。
カウンセリングで疑問点をお尋ねになられそれぞれの長所、短所をよく把握した上で手術方法を選択していただければと思います。

ハイブリッドプロテーゼのリスク
1.感染が生じた場合移植した軟骨まで同時に除去しなければならない可能性があります。
2.プロテーゼ留置術のリスクがそのまま同じく生じます
  a.移動
  b.皮膜拘縮
  c.感染
  d.石灰沈着 等々

2009-01-16

今日は1936年 にロンドン海軍軍縮会議から日本が脱退した日です。
思えば大東亜戦争開始ずっと以前より日本は政治的に軍事力の保有比率を英米以下になるように抑えつけられていました。ペリーの開国以来不平等条約を押し付けられてきた日本の苦しみがうかがい知れます。
 
 
 
 
 
本日ご紹介の患者さんは眼の下のたるみおよび凹みが気になるとのことでカウンセリングの結果下眼瞼脱脂および摘出脂肪の脂肪移植術をお受けになられました。
 
上段:術前です。
下段:術後約3週間再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)


順調な経過です。 ただし脂肪移植の場合は術後半年は注意深く経過観察をおこなったほうがよいでしょう。


脂肪移植のリスク
・しこり形成
・定着しなかった脂肪が液状化し脂肪浸潤という状態を起こし皮膚に発赤を起こす場合があります

2009-01-15

本日ご紹介の患者さんはかつて他院にて下頬の脂肪吸引をされた既往があり、頬骨の出っ張った感じや頬骨と吸引した頬との間の段差が気になるということでゴツゴツした感じをたまご型のようなすっきりしたい、および鼻と唇が離れ気味なのを改善したいとのご希望にてカウンセリングの結果、頬骨再構築法、頬骨前方削り、鼻柱下降術を今回お受けになられた患者さんです。
 
左:術前です                              右:術後約3週間再診時です
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)


頬骨前方削りを行うために上顎部分の口腔粘膜を切って頬骨の方にアプローチしている関係上術後しばらく上口唇の一部がしびれることがあります。本患者さんも右のほうが一部感覚が低下した感じがあるということですが徐々に改善していくでしょう。 
輪郭はまだまだこれからしまっていくでしょう。 順調な経過です。

私の行う頬骨再構築法のデメリット
1.効果がありすぎて希望よりも凹んだ状態に感じる場合がまれにあります。 その際は脂肪移植等のメンテナンスが必要になるかも知れません。
2. 顔面神経側頭枝麻痺(おでこに皺を作ることができなくなる)の可能性があります。
  現在半永久的に麻痺が残った方はいませんが改善まで最長8ヶ月を要した方がいらっしゃいます。

頬骨前方削りのデメリット
1.眼窩下神経支配領域(上口唇)の一部に術後しばらく(通常数か月)違和感や感覚の低下が生じる場合があります。 
2.削りすぎると頬の高さがなくなり若々しさが失われ老けた感じになる可能性があります。
  欧米では頬前方から側方にかけてがのっぺりしている人が多くここにプロテーゼを留置
  する手術のニーズが多いようです。 
  日本では逆に削ってほしいとご希望される方が多い印象です。

2009-01-14

本日ご紹介の患者さんは頬のたるみおよび首のたるみ改善希望にてカウンセリングの結果SMASフェイスリフトをお受けになられた患者さんです。
 
上段:術前です。
下段:術後約10日再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
隠し味としてSMASリガメント処理のみならず脂肪再配置術(FAMI法)も併用しより美しい輪郭を出すようにしています。まだ腫れがありますが御満足ということで順調な経過です。
 
 
お心遣いをいただきました


ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。

2009-01-13

本日 乳頭縮小術(若先生)をお受けになられた患者さんです。
 
上段:術前です。
下段:術後1か月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)


御満足ということで順調です。

2009-1-12

本日ご紹介の患者さんはルフォーⅠ型骨切り術(LeFortⅠ型骨切り術)≒上顎骨切り移動術、下顎骨骨切り術(Bil SSRO)(恩賜財団 済世会横浜市南部病院にて)をお受けになられた患者さんです。
 
左:術前正面です                  右:術後正面です
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
左:術前側面です                  右:術後側面です
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
美容外科的にのみにて治療を求められれば上顎プロテーゼと顎骨骨切り術で上記術後写真に近い状態を得ることはできますが根本的な違いは以下の写真をみればわかります。
術前の咬合です
術後の咬合です



すなわち術前の咬合は下顎が突出しており、正中があっていません(skeletalⅢ,dental classⅢ,midline deviation)。
このままの状態で美容外科手術のみで姑息的に外見だけ整えても笑顔が美しくなりません。
矯正歯科、口腔外科のコラボレーションによって術前矯正、術後矯正を行うことによって自己の正しい咬合を回復し健康的で美しい表情を得ることができます。

輪郭手術のご相談において咬合の問題がある場合は私のモットーは「健康的に美しく」なので私の美容外科をご理解してくださる矯正歯科、口腔外科に紹介または共同治療を行うようにしています。

私が患者さんに紹介する矯正歯科および口腔外科の先生は私が一流の先生を探し求めて数々の先生方の紹介の紹介からたどり着いた先生方であり何十〜何百時間も臨床の現場を一緒にさせていただき私自身の目でその腕の確実さを確認させていただいた結果実際に一流の腕をもつことを保証できる先生方です。(私の外科医としてのモットーは「その臨床医のほんとうの臨床の腕は一緒に汗をかかないとわからない」です。今までの自分の外科医としての経験から肩書きや経歴では実際の臨床の腕はわからないと考えています)

しかも自由診療も廉価に行ってくださる先生方です。 
また顎変形症の場合は健康保険がきくケースもあります。

輪郭、咬合を複合的にお悩みの場合はご相談いただければ幸いです。

2009-1-11

今日は紀元前49年ガイウス・ユリウス・カエサルが有名な言葉「賽(さい)は投げられた」共にルビコン川を渡った日として有名な日です。
 
人生には渡った以上突き進まねばならない「ルビコン川」が幾度かあります。
 
 
本日は頬骨再構築法をお受けになられた患者さんの症例紹介です。
 
内容は頬骨(きょうこつ)の張りを減少させる手術となります。
 
この頬骨の張りを減少させる方法として大きくわけて3種類あります。
 
1.頬骨を削る方法・・・・・ まさに頬骨削りの文字通りの方法です。 特殊な電動機械を用いて頬骨を削りますが削り幅はあまりたいしたことはなく頬骨のでっぱりが強めの人には適しません。 もちろん時間をかけて削れば削り幅を増やすことは不可能ではないですがモーターが焼け付く可能性があるため削り幅に限度があります。
 
2.頬骨弓を切り落とす方法・・・・ 多くの形成外科医が行う頬骨弓に対する術式です。頭頂部より頭皮を剥がして頬骨にアプローチするか、口腔内と耳前部よりアプローチし頬骨弓を切り落とす方法です。 
 
3.頬骨弓の形態そのものを再構築する方法・・・・ ライフクリニックの勝間田先生が昭和50年後半から60年前半にかけて十仁病院にて研究開発された手術法で頬骨を細分化して再配列、再構築する方法です。 
他の方法で効果がなかった多くの患者さんがこの方法を求めて勝間田先生のところへいらっしゃっています。
 
 
本日ご紹介の患者さんはカウンセリングの結果3.の頬骨再構築法をご希望され手術をお受けになられました。
 
上段:左:術前です                   右:術後一週間抜糸時です。
下段:術後5か月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
頬骨の横の張り出しの改善は満足だけどななめ前からみた頬骨の張り出し(下写真赤線強調部をもっと削りたいとのご希望でした。
 
左:術前です                       右:術後5か月再診時です


赤線強調部分の突出が気になるとのことで「そぎ落としてほしいくらい」とのことでした。 これ以上削ったら私は変だと思うのですが頑として「削る!」といっていうことを聞いてくれません。

堪忍してほしいなぁ・・・ と思うのですがどうしてもというのなら再びメスを握ります。

でも再度よく考えてください。  貴方の風貌は貴方自身が思い悩むほど悪くありません。
数年経てば「何故あんなことで悩んでいたのだろう」と思うかもしれません。
美容外科手術は魔法ではありません。 希望しない形態、感染、創、その他合併症など起こりえる危険性が必ず存在します。安易な手術は厳に戒めるべきです。 
若い時の楽観的予測は人生の新たな道へ開く扉にもなりますが、事態が希望に叶わなかった時は深い心の傷を負う転落への扉にもなりえることを重々考えてください。



私の行う頬骨再構築法のデメリット
1.効果がありすぎて希望よりも凹んだ状態に感じる場合がまれにあります。 その際は脂肪移植等のメンテナンスが必要になるかも知れません。
2. 顔面神経側頭枝麻痺(おでこに皺を作ることができなくなる)の可能性があります。
  現在半永久的に麻痺が残った方はいませんが改善まで最長8ヶ月を要した方がいらっしゃいます。

2009.1.10

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